「申し訳ない」今季初勝利の磐田・名波監督はベンチを飛び出し歓喜! しかし試合後に謝罪…なぜ?

2019年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合後にサポーターへの謝意を表わした名波監督

今季初勝利を飾ってほっとした表情も窺える名波監督。一方の湘南は3連勝がストップ。 写真:田中研治

[J1リーグ6節]湘南0-2磐田/4月6日(土)/BMWス

 今季初勝利を決定づけたゴールに、思わずベンチから飛び出した。

 公式戦3連勝中の湘南ベルマーレが、今季未勝利のジュビロ磐田をホームに迎えた。20℃を超える暖かな気候で行なわれたゲームは、磐田が2対0で勝利を収め、今季初白星を挙げた。

 決して簡単なゲームではなかったが、72分、松本昌也と大久保が右サイドから湘南を崩し、松本がエリア内に侵入して放ったシュート性のパスが湘南DF陣に当たり、ゴールに吸い込まれて先制。後半アディショナルタイムには、湘南GKの秋元陽太が上がった隙を逃さず、相手CKをキャッチしたGKカミンスキーの見事なロングスローから、途中出場のロドリゲスが50m超のシュートを決め、勝利を決定づけた。

 このゴールが決まった瞬間、磐田の名波浩監督はベンチを飛び出すや否や、タッチライン際を疾走して喜びを爆発させていた。あまりの喜びように、その姿を目撃したサポーターは「ちょ、膝悪いのに」「喜びすぎ(笑)」「いや気持ちは分かるけど、監督(笑)」と微笑ましく見守っていたようだ。

 だが、試合後のフラッシュインタビューに応じた磐田の名波浩監督は、サポーターへの"謝意"を口にした。
 
 「(この勝利には)もちろん、いろいろな思いがあります。自分たちがやろうとしてきたことを継続してブレずにやっていこうという中でした。シーズンは始まったばかりですし、我慢強く選手たちがやってくれた結果です。

 サポーターには申し訳なくて、遅すぎた1勝目。ですが、ここから挽回できるように頑張っていきたいと思います」

 また、ロドリゲスのゴールについては「2点目の大カウンターも、いい時間帯に決まったと思います」と語っており、この勝利に手応えを得たようだ。

 今シーズン6試合目にしてやっと初勝利。次は、ルヴァンカップを挟み、14日にホームでの清水エスパルスとの"静岡ダービー"が控えている。

「もちろん、選手たちは次のダービーへの思いも強いものです。次につながるゲームになったかなと思います。ここから気を引き締めて頑張っていきます」

 磐田はこれで、上昇気流に乗れるだろうか。次のダービー戦はチームにとって大一番になることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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