2戦連続アシストの浦和・山中亮輔が古巣との初対決、マッチアップする23番対策に言及!

2019年04月04日 塚越 始

「ポジションを勝ち取っていくうえでも良いプレーをしたい」

今季、横浜から浦和に移籍した山中が古巣と初対決。先発が予想される。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

「いつも通りにやりたいと思います」
 
 浦和レッズのDF山中亮輔が4月5日の横浜F・マリノス戦で、リーグ4試合ぶりの先発出場が濃厚となった。昨季まで所属した古巣との一戦。しかし、今月26歳の誕生日を迎えるレフティはあくまでも、「全力で取り組みたいですし、競争が激しいので、出た時にはいいプレーをしたいと思っています」と、目の前の戦いに全力を傾ける決意を示した。

 
 目指すのはゴールに絡むプレーだ。4節・セレッソ大阪戦(〇2-1)ではFKから興梠慎三の同点ゴールをアシストし、5節・FC東京(△1-1)では試合終了間際の土壇場で森脇良太の劇的弾をもたらすクロスを放った。ゴールに絡む攻撃面こそが「僕のストロングだと思っているので、そこは出したいです」と意気込む。
 
「正直、相手どうこうというよりも、相手を気にせず、自分のプレーをして勝利に貢献したい。ポジションを勝ち取っていくうえでも良いプレーをしたいです」
 
 山中はそのように言って気持ちを引き締める。もしも先発できれば……彼にとっては、先発の座を勝ち取るためのチャンスになる。
 
 今季リーグ開幕からの2試合で3-5-2の左ウイングバックで先発出場したが、1分1敗と結果を残せず、そこからスタメンを外れた。ただ、最近は2試合連続で途中出場から、アシストと再び結果を残し、先発復帰を果たそうとしている。直近は4バックの左SBに入った。
 
 横浜の戦い方は、もちろん誰よりも熟知している。それを、ある程度伝えるのも、自身の役割だと考える。
 
「昨年と変わらず特殊な戦い方をしていると思うし、得点も多いけれど、失点も多いチームなので、そこに気を付けながらやりたいです。(横浜の特長など)ある程度は、こうしたプレーが得意だとか、狙いごとや約束事などがあったので、そこらへんは伝えていきたいです」
 
 対峙するとすれば、今季から背番号を23(ニッサン)に変更したチームの"顔"と言える仲川輝人となる。これまで5試合1得点・3アシストと、すでに多くのゴールに絡んでいる。
 
 山中は次のように「対仲川対策」を語る。
 
「個人で突破できる能力のある選手。スピードには気を付けないといけないですし、それに絡んでくるいろんな選手のコンビネーションがあります。横の連係面では、(CBの)槙野くんらとコミュニケーションをしっかりとってやっていきたいと思います」
 

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