バルサ、今夏の希望売却益額は300億円以上? コウチーニョ、ウンティティ、ラキティッチらが筆頭候補か

2019年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

グリエーズマンやデリフトが獲得候補に挙げられる一方で…。

コウチーニョ(左)、ウンティティ(中央)、ラキティッチ(右)はいずれもメガクラブにとっては垂涎のタレントだ。 (C) Getty Images

 バルセロナは来シーズンに向けて、すでにアヤックスからオランダ代表の俊英MFフレンキー・デヨングを獲得している。だが、もちろん、彼らはこれでとどまることはないだろう。おそらく、来る夏のマーケットではほかの補強にも動くはずだ。

 そんななか、デヨングと同じアヤックスの新鋭マタイス・デリフトや、長谷部誠のチームメートであるフランクフルトのルカ・ヨビッチを筆頭に、様々な補強候補たちの名前がメディアを賑わせている。昨年に続き、アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマン獲得を巡る報道もいまだ根強い。

 ただ、いずれの選手を獲得するにしても、大金が必要なのは言うまでもない。だからこそバルサが資金捻出に動くことは想像に難くない。米スポーツ専門メディア『ESPN』は、4月3日、バルサが夏の選手売却で総額2億5000万~3億ユーロ(約325億~390億円)を手に入れる狙いがあると報じた。

 同メディアによれば、放出候補は2つのカテゴリーに分けられている。それは、「ビッグクラブからの関心が常に噂されるビッグネーム」と、「エルネスト・バルベルデ監督の構想から外れている選手たち」である。

「ビッグネーム」のカテゴリーで名前が挙がったのは、フィリッペ・コウチーニョ、サミュエル・ウンティティ、イバン・ラキティッチ、マウコムだ。
 
 コウチーニョは以前からプレミアリーグ復帰が噂され、ウンティティは負傷の治療方針を巡るクラブとの意見の相違から去就が噂の的となっている。ラキティッチはデヨング加入が決定してから、移籍の可能性が騒がれ、レギュラーの座を手にできていないマウコムも同様だ。

 一方でバルベルデ監督のプランに含まれていない放出候補には、控えGKのヤスパー・シレッセンやラフィーニャが「売却される可能性がある」とされ、イングランドにレンタル移籍中のアンドレ・ゴメスやデニス・スアレスも、クラブが売却して資金にしたがっていると伝えられている。

 昨夏のバルサは、リュカ・ディーニュ、ジェリー・ミナ、アレイシュ・ビダルの売却をはじめ、パウリーニョやパコ・アルカセルらも放出。『ESPN』は、その時点で総額1億2100万ユーロ(約157億3000万円)を手にしたとしている。

 もしも、同報道のようにバルサの希望売却額が2億5000万~3億ユーロであれば、昨夏の2倍以上。無論、容易なミッションでないことは明らかだ。ただ、『ESPN』は、「クラブは自信を見せている」と報じている。はたして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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