「彼こそがこのゲームの主役だった」 プレーオフで好調続くSTVV! 現地メディアは鎌田大地をMOMに選出!

2019年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

鎌田がチームの攻撃をけん引

3月には日本代表に初選出。惜しくもプレーオフ1は逃したが、指揮官のマルク・ブライスは「選手たちはすでに新しい目標を見つけ、それに全力を注いでいる」とコメント。 (C)Getty Images

 現地時間4月3日、ベルギーリーグのプレーオフ2(PO2)の第2節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)は2部のベールスホットに2-1で勝利した。

 ベルギーのPO2は、1部のレギュラーシーズンの7~15位と2部の上位3チームを加えた計12チームをA、Bのふたつのグループに分け、6チームが総当たり戦を実施。日程を終えた後、プレーオフ2Aとプレーオフ2Bの1位同士が対戦し、勝者にはヨーロッパリーグ(EL)予選2回戦への参戦権を賭け、プレーオフ1の4位との対戦権が与えられる。

 このPO2にSTVVは、森岡亮太擁するシャルルロワ、豊川雄太が所属するオイペンのほか、オーステンデ、ベールスホット、ウェステルローと同じPO2Aグループに参加中だ。

 ベールスホット戦では、前節のシャルルロワ戦(〇3-1)に続き、木下康介、鎌田大地、遠藤航、冨安健洋が先発。相手に1点リードされて迎えた29分、木下が鎌田のアシストでゴールを決め、今シーズン2点目を記録した。その後、55分にジョーダン・ボタカのPKで勝ち越して迎えた76分には、関根貴大が木下と交代し、現在チームに所属する日本人選手全員が出場を果たした。

 そんななか、現地で最も高い評価を得たのは、先月の代表シリーズで森保ジャパンにも招集された鎌田だ。3-5-2の2トップで木下とコンビを組んだアタッカーは、勝利に貢献している。

 22歳の日本代表FWのパフォーマンスについて、ベルギーメディア『VOETBALKRANT』は、「ゲームメークだけでなく自らゴール前に飛び込むなど、のびのびとプレー。得点シーンでは、鎌田は左サイドにスペースを見つけるや否や自らドリブルで切り込み、木下のゴールをお膳立てした」と称賛した。

 さらにベルギー・メディア『sporza』は、鎌田をマン・オブ・ザ・マッチに選出し、「ベールスホットのDF陣を悩ませたのはカマダだ。得点こそなかったが、彼こそがこのゲームの主役だった」と評している。

 日本人選手たちの活躍もあってPO2で連勝を飾ったSTVVは、勝点6でグループ首位に浮上。勢いに乗るなかで迎える次戦は、現地時間6日、勝点4で2位につけるウェステルローとアウェーで戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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