「このレベルを知りに来た」パリSGの”怪童”エムバペとの対戦を終え、昌子源が感じたことは…

2019年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

74分までは何とか抑え込むも…

エムバペ(右)と何度もマッチアップした昌子(左)。世界のトップレベルのスピードやテクニックを体感した。 (C) Getty Images

 日本代表DF昌子源が所属するトゥールーズは、現地時間3月31日、ホームでパリ・サンジェルマンと対戦し、1-0で敗れた。

 王者パリSGは、ネイマールやエディンソン・カバーニのダブルエースを欠いたほか、アンヘル・ディ・マリアとユリアン・ドラクスラーが欠場し、万全の状態ではなかった。

 そんななか、昌子が対峙したのが、いまや世界トップクラスのアタッカーに成長した"怪童"キリアン・エムバペだ。

 4バックの右CBで先発した昌子は、このフランス代表FWと度々マッチアップ。前半は苦労しながらも何とかゴールを許さなかったものの、スコアレスで迎えた74分、右サイドから放り込まれたクロスを受けたエムバペに対する寄せがやや遅れ、ゴール右隅にシュートを叩き込まれてしまう。

 結局これが決勝点となり、トゥールーズは敗北。昌子にとっては悔しさの残る一戦になってしまった。

 試合から3日後、昌子はトップレベルを目の当たりにした心境を、自身のインスタグラムを通じて明かしている。

「無抵抗な自分にイラついた。けどここで世界のトッププレイヤー相手に縮こまるよりチャレンジしないともったいない。抜かれても色々な事にトライした。このレベルを知りに来た。フランスに来てから悔しい思いばかりだが、常にチャレンジ。自信をなくさずこれからも頑張る。常に真剣勝負の世界だが楽しまないともったいない!」(原文ママ)

 エムバペと対峙した瞬間の写真とともにこのメッセージを投稿し、改めて海外での挑戦に闘志を燃やしている。

 トゥールーズは、現地時間6日、ホームでナントと対戦する。昌子にとって、敵将ヴァイッド・ハリルホジッチ監督とは、2月5日に行なわれた国内カップ戦以来の"再会"となる。かつて日本代表に抜擢してくれた恩師に、成長した姿を見せられるだろうか。

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