PO2からEL出場を目指すSTVV、初戦に勝利! 冨安、鎌田が先発、戦列復帰の遠藤航がフル出場!!

2019年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

鎌田、冨安と初先発の木下、復帰の遠藤、日本人4人がスタメン

ゲームメイクに徹した印象の鎌田。リーグ12点はまだ得点王の可能性を残している。 (C)STVV

 現地時間3月31日、ベルギーリーグのプレーオフ2(PO1)の第1節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はシャルルロワと対戦。3-1で勝利した。

 プレーオフ2(PO2)は、レギュラーシーズンの7~15位と2部の3チームを加えた計12チームをA、Bのふたつのグループに分け、6チームが総当たり戦を実施。日程を終えた後、プレーオフ2Aとプレーオフ2Bの1位同士が対戦し、勝者にはヨーロッパリーグ(EL)予選の参戦権を賭けたプレーオフ1チームとの対戦権が与えられる。

 STVVは、森岡亮太擁するシャルルロワ、豊川雄太が所属するオイペンのほか、オーステンデ、ベールスポット、ウェステルローと同じプレーオフ2Aに参加。EL参加を目指して1位を狙う。

 初戦の相手はシャルルロワ。STVVの先発には森保ジャパンの3月シリーズに参加した冨安健洋、鎌田大地のほか、木下康介、遠藤航が名を連ねた。遠藤は1月のアジアカップで負傷して以来、公式戦は約2か月ぶりとなる。

 STVVは序盤、ツートップを組む木下と鎌田、トップ下のアレクシス・デ・サールのコンビネーションで好機を創出する。しかし、一瞬のスキを突かれ、10分に味方からのスルーパスでするっとDFの裏へ抜け出した森岡が冷静に流し込んで、先制点を奪われる。

 主導権を握りつつあったアウェーチームだが、42分に森岡が痛みを訴えて負傷交代。これでリズムを崩したシャルルロワの隊列が整わない直後の44分、鎌田とのワンツーからゴール前に走り込んだデ・サールが試合を振り出しに戻すシュートを叩き込んだ。

 1-1で迎えた後半、STVVは攻勢を強める。60分には遠藤、鎌田、木下とつないで好機を作るが、木下のジョーダン・ボタカへのラストパスが精度を欠いて得点に結びつかない。木下は65分までプレーしたが、初の先発は不発に終わっている。

 その後もSTVVは鎌田を中心にチャンスを作り続け、シャルルロワを追い詰める。80分、交代出場のクリスティアン・セバジョスが右からのサミュエル・アサモアのクロスを足で合わせ、今シーズン初ゴールを決めた。

 そして90分、遠藤と鎌田のパス交換が起点となり、ママドゥ・シラが今季初、そしてダメ押しの3点目を奪って勝利を確実なものにした。

 3-1で勝利を収めたSTVVは、4月3日(現地時間)にアウェーでベールスポットと対戦する。冨安、鎌田は好プレーで勝利に貢献し、待望の復帰戦となった遠藤もフル出場を果たした。PO2第2節での活躍も期待される。

 また、負傷交代した森岡を擁するシャルルロワは同日ホームでオーステンデと対戦する。森岡の怪我についてはまだ何も発表されていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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