29歳でブレイクした”日本のヴァーディ”!藤本憲明が好調の要因やゴールパフォの意味を激白

2019年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

播戸氏が藤本を直撃!このストライカーのどこを評価しているのか

好調を維持する藤本。今節もゴールを奪い、チームを勝利に導けるか注目だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2週間の中断期間を経て、J1は3月29日に再開。30日、31日にも計8試合が行なわれるが、この5節の見どころを「DAZN Jリーグプレビューショー」が紹介している。なかでも注目なのが、J1初見参でゴールラッシュを見せている藤本憲明のインタビューだ。
 
 黄金世代を代表するストライカー・播戸竜二氏と対談した"大分の10番"。好調の要因から中学時代の裏話まで包み隠さずに明かしている。
 
 J1で得点王ランキングトップを走る点取り屋は、播戸氏に「大学卒業後の時点で今の状況を想像できた?」と問われると、苦笑いをしながら「まったく想像できないですね」と返答。JFL当時は苦労も多かったようで、「正直チーム的に上を目指していなくて、これを打開するところから始まりました。どう上に行ったらいいのか。少し諦めみたいなのもあって、これはなかなか難しいなという部分もありました」という。
 
 だからこそ、現在4試合で5ゴールの活躍に「これはやりすぎですね。びっくりします。自分でも、やりすぎやろと(笑)」と、驚きを隠せない。
 
 藤本の活躍ぶりを播戸氏が独自に分析。冷静なフィニッシュワークと身体のバランスに着眼して質問をぶつけると、藤本はこう答えた。
 

「(外しても)『次決めたらええわ』というのがある。次きめればチャラになるという気持ちでいるんで、そこまで落ち着いていられる」

 メンタル面の余裕が得点に繋がっているのだという。また、身体のバランスについては、中学時代に所属していたG大阪Jrユース堺の経験が大きいとした。
 
「中学の時にG大阪堺の練習場まで40分ぐらいチャリで行っていたんです。それは平坦ではなくて、一山超えるんですよ。帰りも含めると、1日で2回山を越えるので、それかな。それでお尻の筋肉を使っていたのかなと」
 
 ふたつの要素をゴール量産の理由に挙げた藤本。得点を挙げたあとに必ず行なう決めポーズは、大分サポーターに浸透しつつある。それが右手の人差し指と親指で"L"を作り、左手はその逆の形で"T"を作る"ラブトリニータ"ポーズだ。
 
 J3の鹿児島では2年連続得点王に輝き、昨年は当時J2の大分で12得点。着実にステップを刻んでいるストライカーは、30日の広島戦でもお決まりのポーズを披露できるのか。今節は改めて、そのゴールセレブレーションにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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