「選手としても人としても成長させてくれた。感謝しています」日本代表MF小林祐希、今季限りでのヘーレンフェーン退団を報告

2019年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

SNSを通じてオランダ語と日本語でメッセージ

1年半ぶりに招集され、ボリビア戦では先発出場。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 1年半ぶりに代表に復帰した小林祐希が、今シーズン限りで現所属クラブとの契約が満了することを発表した。

 日本代表は3月26日、神戸でのボリビア代表戦で1-0の勝利。アジアカップ決勝のカタール戦、22日に行なわれたコロンビア戦と敗戦が続いていたが、ようやく白星を挙げた。

 この一戦は森保一監督の「11人を総入れ替えする」との発言通り、香川真司らコロンビア戦の控えメンバーが先発出場。そのうちのひとりが、オランダのエールディビジ、ヘーレンフェーンでプレーする小林祐希だ。

 小林はコロンビア戦では78分からプレーし、ボリビア戦では先発に名を連ねた。ボランチの位置で68分までプレーし、日本の中盤を支えた。

 森保ジャパンの3月シリーズを終えた小林は、「今回の代表期間で代表に対する思いはより一層強くなりました。また帰ってこれるように、今出来ることをコツコツ積み上げて目標に向かってやり続ける」と自身のSNSで発信していた。

 そしてオランダのリーグ戦に向けて帰国の途についたと思われる矢先、今度はインスタグラムで在籍3年目を迎えるヘーレンフェーンを去ることを、インスタグラムで報告した。

 「今シーズン限りでヘーレンフェーンを去ることが決まりました。クラブに関わる全ての人に感謝しています」という一文で始まるメッセージは、クラブへの感謝の気持ち、サポーターへの感謝の気持ち、シーズン終了までチームに貢献する決意が、オランダ語と日本語の長文で綴られている。

 この発表よりも前に、現地オランダメディアでは「4月1日までに小林の去就が決まる」と報じており、「2016年からヘーレンフェーンに在籍する小林は、EU外からの契約選手として給料が高く、クラブでの契約が難しいと判断される可能性が高いのではないか」と指摘していた。

 現時点で契約満了後の小林の新天地は不明となっている。今冬にはスペイン2部のクラブが興味を示しているという報道もあったが、代表への想いを強くした小林が選ぶ新天地は、一体どこになるのだろうか。

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