【柏】クリスティアーノ、期待大のブラジル人新助っ人の爆笑エピソードを明かす「ガブが慶に…」

2019年03月29日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「ふたりのプレースタイルは日本にとても合っている」

フィットに時間がかかっているガブリエルは、週末の東京V戦で先発なるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 9年ぶりにJ2リーグを戦う柏レイソルは今季、開幕4連勝で好スタートを切った。5節で岡山に0-1で敗れて初黒星を喫したものの、5試合を終えて勝点12の2位につけている。
 
 好調の要因は11年にJ1優勝へ導いたネルシーニョ監督の5年ぶり復帰が大きいだろう。ブラジル人指揮官の手腕について、同胞のクリスティアーノに話を聞いた。
 
「ネルシーニョ監督はブラジルでも第一線で指導してきた素晴らしい監督です。今、チームは間違いなく、ネルシーニョ監督の下で正しい道を歩んでいます。5試合を終えて4勝は非常に良い結果で、そのうち3試合がアウェーのなかで勝点を積み重ねることができました。チームとしてやってきたことが形になって結果に表われていると思います」
 
 また、今季の柏でキーマンとなり得るのは、ヒシャルジソンとガブリエルの新ブラジル人助っ人コンビだ。クリスティアーノは彼らをこう評価する。

「ふたりともピッチ外でも良い性格で、非常に仲良くやっています。プレーについては、ガブ(リエル)はブラジルのビッグクラブ(スポルチ・レシフェ、フラメンゴなど)で100試合以上に出場してきている選手です。ヒシャ(ルジソン)に関しても、ブラジル1部のチーム(セアラーなど)でしっかりと戦ってきていて、ふたりのプレースタイルは日本にとても合っていると思います。これからもっとチームにフィットして、同じ方向に向かって走っていければいいですね」
 
 ヒシャルジソンは累積警告で欠場した岡山戦を除き、リーグ4試合に先発。一方、ガブリエルのスタメンは開幕戦のみと、日本への適応に時間を要している印象だ。だが、その不安を吹き飛ばすようなエピソードをクリスティアーノが明かしてくれた。
 
「こないだ、ロッカールームで僕とガブとヒシャと(小泉)慶が一緒にいて、ガブが慶にポルトガル語でずっと話しかけていました。かなり長かったので、ガブに『(慶が)分かっていると思うの?』って聞いたら、ガブは『分かっていると思う』。でも、慶に聞いたら『まったく分からない』って(笑)。ガブはそういうことをしてしまう面白いやつなので、日本人選手も巻き込みながら、楽しくやっていますよ」

 そんなガブリエルはトレーニングでも、随所に好プレーを見せていた。累積警告を消化したヒシャルジソンもスタメンに復帰する可能性は高いだろう。次節は3月30日の東京V戦。ブラジル人助っ人のパフォーマンスに注目だ。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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