[キリンチャレンジカップ]日本１-０ボリビア／３月26日／ノエスタ

「短い時間の中で仕上げたので。上手くいった部分もありましたけど、上手くいかなかった部分もあったかなと思います」

　今回の３月シリーズで初招集され、22日のボリビア戦で終了間際に途中出場から代表デビューを飾っていた安西幸輝は、ボリビア戦では左SBでスタメンに名を連ねる。73分に途中交代するまで、攻守に躍動感あるプレーを見せた。

　とはいえ、冒頭のコメントにあるように、すべてのプレーが思い通りにできたわけでもない。「アグレッシブさは出せたと思います」と語る一方で、「最後、クロスが合えばもっと評価は高かったと思うけど。もうちょっと縦にも行ければよかったというシーンもありました」と課題も口にする。

　昨季にJ２の東京Vから鹿島に新天地を求め、クラブのACL初制覇に貢献。迎えた今季は開幕からフル稼働し、そのパフォーマンスが評価されて代表にまで上り詰めた。

　着実なステップアップを果たしている23歳は、今回のボリビア戦でも経験値をグッと高めたはずだ。もちろん、ここで立ち止まるつもりは一切ない。「ここからですね」。さらなる成長のきっかけを掴んだ安西の今後に注目だ。

取材・文●広島由寛（サッカーダイジェスト編集部）

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