「正直、チャレンジしてみたい」代表初招集、畠中槙之輔の心をくすぐった欧州組との会話

2019年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

畠中が明かした心境の変化

ボリビア戦で先発する可能性がある畠中。東京Ⅴ時代から将来を嘱望されていただけに、そのプレーに注目が集まる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けるCBにとって、代表の場は自身の意識や目標を変えるきっかけになったようだ。

 横浜でのプレーが評価され、初めてA代表に招集された畠中槙之輔。3月22日のコロンビア戦では出番を得られなかったものの、26日のボリビア戦で初出場の期待が高まっている。

 本人も「自分がどこまでやれるかを試したい」と意欲は十分。「(縦パスは)自陣から相手陣内に入る時に狙えれば狙いたい。前線には実力のある選手たちがいるので、シンプルに預けて彼らを狙うのは選択肢だと思う」と、自身の武器であるビルドアップで存在感を示したいと話した。

 そんな売り出し中のCBとって、すでに代表での活動が多くの刺激を得る場になっているという。
 
 とりわけ、欧州組の話は自身の心に響いた。

「すごく勉強になるところは多いですし、Jリーグと違うところでプレーをしている選手もいます。海外のレベルが高いので学ぶことが多かった」

「どういうプレーヤーがいるのか、どういうやり方をしているのかも色々聞きましたね」
 様々な情報を得たことは、本人の意識や目標を考え直すきっかけにもなった様子。「自分も正直チャレンジしてみたいと思った」とし、「マリノスもすごい緊張感があって、刺激的な練習ができているのですが、海外のレベルは高い。やっているサッカーや周りの選手も含めて魅力的だと思いました」と目を輝かせた。
 
 その意味では26日のボリビア戦は重要な戦いとなる。代表戦で結果を出せば、自身の存在をアピールする場にもなるからだ。

 思い返せば、東京Vでプレーしていた1年前はJ2で戦っている若手CBのひとり。そこから昨夏に横浜へ移籍し、瞬く間に代表へと駆け上がってきた。想いを新たにした畠中にとって、明日の代表戦は新たなチャレンジの幕開けの舞台になるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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