【U-18代表】流経大柏と市立船橋の有望株が揃い踏み!ロシアを下し、UAE遠征初勝利!!

2019年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨秋の選手権予選でも激突したふたりが代表で共闘!

決勝点を決めた熊澤(左)と同点弾の鈴木(右)。学年は熊澤がひとつ上だが、早生まれのためU-18代表でプレーしており、しっかりと結果を残した。(C)SOCCER DIGEST

 現地時間3月22日、UAEで開催中の「SportChain Cup」に参戦しているU-18日本代表がU-18ロシア代表と対戦。前半に先制されたものの、後半に鈴木唯人と熊澤和希がゴールを挙げて2-1で勝利した。
 
 2年後のU-20ワールドカップを目指すU-18代表。影山雅永監督がU-20代表の欧州遠征に参加しているため、冨樫剛一コーチが監督代行を務める形で大会に臨んでいる。

 初戦はU-18イングランド代表に1-4の大敗。その試合で露見した課題をいかに修正するかが問われるなか、日本はスタメンを8名変更した。

 GKに野澤大志ブランドン、DFに井上樹、高橋祐翔、川本梨誉、鈴木瑞生を起用。MFに柴田壮介、土肥航大、武田英寿、松橋優安、鈴木唯人、FWは栗原イブラヒムジュニアとなった。
 
 大会初勝利を目論む日本は初戦に続き、先手を取られる。18分に個人技で局面を打開され、ロシアにゴールを許した。その後は190センチの大型FW栗原を中心に攻め立てるが、なかなかネットを揺らせない。
 
 そうした展開でチームを救ったのは、市立船橋高と流経大柏高に所属するふたりだ。

 53分に市立船橋高で新エースと目される鈴木唯人が同点弾を決めると、試合終了間際だ。今春から流通経済大に進む流経大柏高の熊澤和希が値千金の逆転弾。千葉の名門校でしのぎを削ってきた両雄が結果を残し、日本は大会初勝利を掴んだ。

 試合後、日本サッカー協会を通じ、熊澤がコメントし、「まずチームが勝てたことが嬉しいです」と個人のゴールよりも勝利を喜んだ。続けて殊勲弾についても振り返り、「1-1の試合の状況の中で途中交代をしましたが、良い準備ができていたため、試合の入り方も良かったと思います。ゴールという形で結果が残せて非常に嬉しいです」とした。
 
 1勝1敗とした日本は24日にU-18チェコ代表と対戦する。ライバル校で対峙してきた熊澤と鈴木がどんなプレーを見せるのか。遠征最終戦も注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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