最後尾からゲームを見た東口順昭が強豪・コロンビア相手に見出した課題と成果とは?

2019年03月23日 サッカーダイジェスト編集部

ファルカオのシュートに触れることはできたが、止めることはできなかった

東口はPKで失点したが、試合を通じて安定したプレーを見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンチャレンジカップ]日本 0-1 コロンビア/3月22日/日産スタジアム
 
 64分、東口順昭がファルカオのシュートに触る。ただ掻き出すまでには至らず、ボールはゴールの中に吸い込まれていった。結局はこのPKが決勝点となり、日本は0-1でコロンビアに敗れた。
 
 東口は、森保ジャパン発足以降、毎回メンバー入りを果たす代表の常連だ。しかし今年の1月に開催されたアジアカップでは腰痛の影響もあって、代表メンバーの中で唯一出番がなかった。その悔しさを晴らす意味でもコロンビア戦に懸ける思いは人一倍強かった。実際に、PKで失点したものの、試合を通じて安定感のあるパフォーマンスを披露した。

 その悔しい敗戦のなかで、今回のメンバーで最年長のGKは最後尾からゲームを見て「前半はつなぎの部分でも組み立てっていうところは、監督が言ってた通りにできていたと思います。ただそれが後半になってできなくなったのが課題として残る。(原因は)相手が前に人数を割いてきたから。ただ、セーフティにプレーできていた」と冷静に課題と成果を見出した。
 
 今回の3月シリーズに選ばれた他のGKは、197センチのシュミット・ダニエルと将来性豊かな24歳の中村航輔。ライバルは手強いが、豊富な経験に加えて冷静な分析力も光る東口が正GKの座を確かなものにできるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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