まさかの”ドーピング疑惑”にユーべOBが反論
マルセロ・リッピ体制下でCLを制したユベントス。だがリベンジマッチを前に思わぬ「物言い」が…。 (C) Getty Images
欧州はインターナショナル・マッチウィークに突入。各国代表の戦いに注目が集まる一方、来月11日、17日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝を前に、ユベントスOBとアヤックスOBの"場外乱闘"がヒートアップしている。
アヤックスとユーベは1996年のCL決勝で対戦しており、この時はPK戦の末、ユベントスが優勝した。当時敗北したアヤックスにとって、この一戦はリベンジマッチにもなるわけだ。
だがクラブOBで、当時のチームマネジャーでもあったダビド・エントが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』にコメントした内容が、物議を醸している。
「私は、あの時のリベンジを望んでいる。今季のユベントスは確かに優勝候補だ。それは疑いない。ただ、アヤックスもハイレベルなチームだと示すことができている。素晴らしいサッカーをしているし、どんなこともあり得るはずだ」
そして、エントはこうも付け加えた。
「あのとき対戦したユベントスは、おそらく少しドーピングしていた。ああいう風に負けたことはまだ悔しく思っている」
アヤックスとユーベは1996年のCL決勝で対戦しており、この時はPK戦の末、ユベントスが優勝した。当時敗北したアヤックスにとって、この一戦はリベンジマッチにもなるわけだ。
だがクラブOBで、当時のチームマネジャーでもあったダビド・エントが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』にコメントした内容が、物議を醸している。
「私は、あの時のリベンジを望んでいる。今季のユベントスは確かに優勝候補だ。それは疑いない。ただ、アヤックスもハイレベルなチームだと示すことができている。素晴らしいサッカーをしているし、どんなこともあり得るはずだ」
そして、エントはこうも付け加えた。
「あのとき対戦したユベントスは、おそらく少しドーピングしていた。ああいう風に負けたことはまだ悔しく思っている」
この発言に、当時のユーベの選手たちが噛みついた。アレッシオ・タッキナルディは『Sport Mediaset』で「彼にはただ恥を知れと言っておく」と反論した。
「チームはキャンプ初日から真面目にハードワークしていた。トリノにビッグイヤーを取り戻そうとね。そして、その夢を叶えたんだ。(エントの発言は)今の選手たちのモチベーションを刺激するものになってほしい。とにかく、彼は恥を知るべきだ!」
また、チーロ・フェラーラも「騒動に首を突っ込みたくはない」としたうえで、こうコメントしている。
「決勝の数日前、どちらが勝つかを問われたルイス・ファン・ハール(当時アヤックス監督)は、『分からないが、あのトロフィーは我々と飛行機で帰ることになると知っている』と答えていた。
広報の責任者だったエントは、あんなコメントが世に出ることで、我々を怒らせることになると知っておくべきだったはず。まあ当時も彼の存在が我々の成功を助けた、ということは強調しておくよ」
現在の所属選手たちには無関係ではあるが、先輩たちの熱い想いが来月の対戦に悪い影響を与えないように祈るばかりである。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部