「僕だってミスはするさ…」 リバプールの“MVP級DF”ファン・ダイク、まさかの失態に本音を吐露

2019年03月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

思わず漏れた本音…。

プレミアリーグで優勝争いを繰り広げているリバプールで、中心的役割を担っているファン・ダイク。彼がフルアム戦で犯したミスは、大きな話題となった。 (C) Getty Images

 痛恨のミスに、思わず本音が漏れた。

 現地時間3月17日に行なわれたプレミアリーグ第31節、敵地でフルアムと対戦したリバプールは2-1で勝利を挙げ、1試合消化分が多いものの、マンチェスター・シティを抜いてリーグ首位に返り咲いている。

 29年ぶりのリーグ優勝を目指し、シティと文字通りのデッドヒートを繰り広げているリバプールは、このフルアム戦では苦戦を強いられた。

 26分にサディオ・マネのゴラッソで先制したものの、その後、追加点を挙げられずにいると、ゲームの終盤に思わぬ形で同点を許してしまう。

 74分、自陣バイタルエリアでフワッと浮いたルーズボールを処理しにいったフィルジル・ファン・ダイクのヘディングでのバックパスが、相手FWライアン・バベルにさらわれ、そのままゴールへと流し込まれたのである。

 その後、81分にジェームズ・ミルナーのPKで勝ち越したリバプールだったが、今シーズンはMVP級の働きを見せているディフェンス・リーダーの直接失点に繋がったミスは、大きな話題となった。

 試合後、英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューに応じたファン・ダイクは、インタビュアーからこのプレーについて言及を求められると、「そうだね……あれはミスだ」と認めたうえで、次のようにジョークを返している。

「でも、僕はオランダ代表のために、バベルに自信をつけさせてあげようとしたのさ! もちろん嘘だけど(笑)」

 しかし、すぐに真剣な顔つきになると、レッズの巨漢CBは「ミス」に対する本音を漏らした。

「フットボールでは、ミスが起きるものだ。僕も人間だし、ミスはする。これは誰にも起きることだけれど、もう起きないよう願うよ。もし、僕らのようなDFやGKがミスをすれば、すぐに痛い目に遭う。それが、この仕事をやるうえでのリスクなんだ」

 優勝レースが激しさを増せば、選手たちは想像以上のプレッシャーと向き合わなければならない。そのなかでは、必然的にミスが致命傷となり得ることを、ファン・ダイクは十二分に理解しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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