「僕のアゴってこんなに長いかな…」貴公子ベッカムに仕掛けられた“銅像ドッキリ”が話題に! 一体何があった?

2019年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

本物とは似ても似つかない出来に…

MLSでの功績を認められて建設された“本物の”ベッカム像。その完成度に本人もかなり喜んでいた。(C) Getty Images

 サッカー界の貴公子が見せた"絶妙な"表情が話題となっている。

 今月2日、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーは、2007年から2012年まで在籍し、クラブとリーグの繁栄に大きな影響をもたらしたとして、元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカムの銅像を建てた。

 その銅像の出来栄えはかなりのもので、MLSの開幕に合わせてLAギャラクシーの本拠地で行なわれたお披露目式に愛妻のビクトリアさんと出席したベッカム本人も、「光栄なことで本当に嬉しい。現役時代にあれ(彫像)くらい足が太かったら、もっとパワーが出てよかったのにね」とジョークも交えて喜んだほどだった。

 この銅像建設をいじったのは、アメリカの人気バラエティー番組『Late Late Show』だ。お披露目イベントから10日後、ベッカムに仕掛けていたドッキリを公開したのだ。

 これまでも数多くの著名人に"罠"を仕掛けてきた同番組は、本物の銅像が完成する前にベッカムへドッキリを敢行。関係者から本人に「ついに出来たよ」と連絡させて呼びつけると、「お待たせしたね! これが完成品だ!」と偽の銅像をベッカムにだけ公開したのである。

 この偽銅像のデザインは、もちろん最悪。髭はボーボーに伸び切り、目が飛び出しているうえ、顎は前に大きく突き出し、さらにお尻は太っているかのように大きく仕上げられていたのである。

 無論、ベッカムはあまりに不出来な自身の銅像を見て唖然とすると、険しい表情を浮かべながら「これは本当に本物かい?」、「僕の顎ってそんなに長いかな」、「かなりお尻は酷いね」と次々に不満を列挙。およそ貴公子とは言えない顔になったのだ。
 
 ただ、これで終わらないのが今回のドッキリの面白いところ。「製作者だ」というおまぬけな雰囲気を醸し出す男を呼び寄せると、その男がなんと銅像を倒し、粉々に壊れてしまったのだ。これにはベッカムもあきれ果て「ほんと最悪……」とぼやき、場の空気はますます張りつめていった。

 そして、ようやくここでネタばらし。番組の司会者で、ベッカムの友人でもあるイギリス人コメディアンのジェームズ・コーデンが、「うわー!どうしよ!壊れちゃったねー!(笑)」とモニタリングルームから現場に駆け込むと、引っ掛けられたことに気付いた"貴公子"は、「クソ! やられたッ!(笑)」と悔しそうにはにかんだ。

 このドッキリの瞬間をまとめた動画がLAギャラクシーの公式ツイッターでも拡散されると、多くのファンが反応し、「ベッカムもこんな顔するんだね」、「最高に痛快」、「これイブラにやったら本気になりそうだな」、「でもカッコイイよ?」といったコメントが相次いだ。

 引退から約6年――。ベッカム人気はいまだ健在なようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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