札幌対鹿島の注目は好調FW対決!播戸竜二氏が考える鈴木武蔵と伊藤翔の魅力は?

2019年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

播戸氏が考える両FWの魅力。良さを象徴するゴールとして挙げたのは…

好調を維持する伊藤(右)と鈴木(左)。ふたりの活躍が勝敗に直結するだけに、彼らのプレーに注目だ。(C)SOCCER DIGEST

 3月17日、コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズの一戦が札幌ドームで行なわれる。
 
 この試合の注目は好調を維持する日本人ストライカー対決だろう。札幌の鈴木武蔵は2節の浦和レッズ戦で2得点を奪うと、3節の清水でもネットを揺らしている。その活躍が認められ、14日に発表された日本代表に初招集。まさに今が旬の点取り屋だ。
 
 一方、鹿島の伊藤翔も負けてはいない。代表に名を連ねなかったものの、リーグ戦3試合で2ゴール。12日のアジア・チャンピオンズリーグでも2得点を奪うなど、その勢いは鈴木に負けずとも劣らない。
 
 この両者のFW対決にフォーカスを当てたのが、動画配信サービスの「DAZN」だ。プレビューショーで元日本代表のストライカー・播戸竜二氏が彼らを分析し、注目すべきポイントを詳細に語っている。
 
 まず播戸氏は鈴木の活躍について、「武蔵選手は本当に裏に抜け出すのが上手い。プラスアルファで抜け出した後のスピード、加速力もまたあります。チャンスがあるなかで決め切れているので、こういう風にゴールが取れているんだと思います」と分析。
 
 とりわけ、絶賛したのは3節・清水戦のゴールだ。19分に相手DFの背後を突き、最後は鮮やかなボールタッチから左足で得点。「後ろにアンデルソン・ロペスがいるのが分かって、すぐに動きを変えました。相手DFはボックス内であれだけスピードを上げられたら、ついていけない」と位置取りと瞬発力を褒め称え、その後のボールタッチや左足でのシュートについても賛辞を惜しまなかった。
 

 かたや、伊藤については「サイズもあって、ヘディングも強い。キープもできます。本当にトータルでいろんなことができるFW」と語り、総合力に長けた万能型だとした。また、彼の能力を存分に生かしたゴールについても言及している。

 2節・川崎フロンターレ戦の21分。内田篤人のフィードに反応し、鮮やかなトラップから得点を奪った場面について、「オフサイドにならないように裏へ抜け出して、なおかつDFと競り合います。身体の強い奈良選手にぶつかられても、まったくびくともしなかったですから。そして、この左足でのトラップ。ベルカンプか伊藤翔しか(ボールを)止められない」と解説。往年の名選手を引き合いに出し、伊藤のファインショットを絶賛した。
 
 好調を維持する日本人ストライカー対決。「ミシャサッカーで細かくつなぎながら、武蔵選手がいかに裏に抜け出してゴールを取るか。鹿島からすれば、しっかりと守って堅いサッカーをしながら、少ないチャンスでいかに伊藤翔選手がゴールを決めるか。そういうのが注目される試合だと思います」と、播戸氏も熱視線を注ぐ注目カードだ。果たしてどのような結末を迎えるのか。試合は14時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【DAZNプレビューショー番組概要】
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