J2は柏、水戸、琉球が開幕3連勝中! 過去のデータで見る「昇格達成率」は何パーセント?

2019年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「降格組」&「開幕3連勝」の柏は文句なしに!?

J3からの昇格組が開幕3連勝を達成したのは、今回の琉球が初。この勢いを持続させて、2年連続昇格の快挙を果たすか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今週末に全国各地で第4節が開催されるJ2リーグ。開幕3連勝でロケットスタートを切ったのが、柏レイソル、水戸ホーリーホック、そしてFC琉球の3チームだ。

 Jリーグのオフィシャルサイトが特集しているのが、この「開幕3連勝チーム」が過去のシーズンでどのようなエピローグを迎えたか。つまり最終的に昇格できたか否かをデータ解析しているので、紹介しておこう。

 同サイトによれば、1999年にJ2が発足して以降、2018年シーズンまでの20年間で開幕3連勝を飾ったのは延べ24チーム。結論を言えば、そのうち14チームが見事昇格を果たしているので、昇格率は「58.3%」となる。かなり高い数字だと言っていいだろう。

 ひとつのシチュエーションで見てみると、J1から降格してきたチームで開幕3連勝したケースは過去に5度あり、いずれも昇格を掴んでいるという。今季で該当するのは柏で、彼らにとっては実に励みになる「100%」データである。

 
 かたや水戸と琉球は、現時点でJ1昇格の条件を満たしていない。秋に発表されるJリーグクラブライセンスの判定結果を待つほかない情勢だ。水戸は過去に2度開幕3連勝を成し遂げているが、最終順位は7位と13位。昇格条件をクリアしたうえで、今季こそは「3度目の正直」を達成したいところ。一方の琉球は、J3からの昇格組としては初の開幕3連勝。空前の快進撃を持続させ、2年連続昇格のミラクルを起こせるかに注目だ。

 今季もJ2は群雄割拠の様相を呈しており、まだまだどこが抜け出すか読めない。最後の最後までプレーオフの出場権争いを含め、熾烈なバトルが繰り広げられるだろう。

 ちなみに湘南ベルマーレとセレッソ大阪はともに過去3度、開幕3連勝を飾っており、いずれも昇格を果たしているという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事