「洗練された完璧なDFだ」伊メディアがインテルを撃破したフランクフルトの長谷部誠を称賛!!

2019年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

主将としてフル出場し勝利に貢献

腕章を巻いてアウェー戦に臨んだ長谷部。鼻骨骨折と報じられていたがフェイスガードなどは付けずにプレーした。 (C)Getty Images

 現地時間3月14日、ヨーロッパリーグのラウンド・オブ16第2レグが開催され、アウェーのフランクフルトが1-0でインテルに勝利(トータルスコアも1-0)。難敵を撃破し、ベスト8入りを決めた。

 第1レグでインテルの強力な攻撃陣を抑え込んだ3バックの長谷部誠、マルティン・ヒンターエッガー、エバ・エヌディカ、そしてGKのケビン・トラップは、アウェーの一戦でも粘り強く守り、クリーンシートを達成。試合開始6分にルカ・ヨビッチが奪った1点を守り切った。

 スポーツ専門チャンネルの「EURO SPORT」イタリア版は、この試合において母国チームの出来を手厳しく評している。

「スーパースターとなったヨビッチ、そして輝けなかったペリシッチ。インテルはGKサミール・バンダノビッチ、マッテオ・ポリターノ、ミラン・シュクリニアルの奮闘がせめてもの救いだが、ペリシッチには本当にがっかりしたし、ケイタ・バルデ・ディアオは調子が悪く、ステファン・デフライは悲惨」

 さらに、10点満点で選手を採点。インテル側では7点のGKバンダノビッチ以外は軒並み4~6点の低いスコアをつけ、総評では「チームとしての出来がよくない。リーダー(マウロ・イカルディ)が不在なのは理解できるが、それにしてももう少しプライドを見せるだろうと思っていた」と綴った。

 一方、勝利したフランクフルトの面々には総じて5.5点以上をつけ、高く評価。最高点は決勝弾となった先制ゴールを決めたヨビッチで7.5点、次いでリベロで奮闘した長谷部に7点を付けて絶賛している。

「フランクフルトの最後の砦。空中戦がとても強い。彼はボールをどう扱い、どこで途切れさせるべきかをフィールドの誰よりも早く理解し、実行している。洗練された完璧なDFだ」

 さらに、フランクフルトに対しても「彼らは真のチームであり、実に洗練されていて完成度が高い。当然の勝利であり、ベスト8進出に値する」と称賛した。

 チャンピオンズ・リーグも含めて、今シーズンの欧州カップ戦で唯一ベスト8に残ったブンデスリーガのチームとなったフランクフルト。準々決勝のカードは、本日15日(日本時間同日21時)にスイス・ニヨンで開催される組み合わせ抽選会で決定し、試合は4月11日に第1レグ、18日に第2レグが行なわれる。

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