「シュートゼロの衝撃!」浦和レッズが叩き出したまさかの“結果”に海外メディアが驚嘆

2019年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

それでも敵地でドローに持ち込み首位堅持

何度か敵陣に踏み込んだ浦和アタッカー陣。結果的にシュートは「0」に終わったが、しっかり「1」ポイントを持ち帰った。(C)Getty Images

 水曜日に中国・北京で行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ第2節、北京中赫国安vs浦和レッズの一戦はスコアレスドローに終わった。

 アウェーに乗り込んだ浦和にとってはまさに綱渡りの90分間。序盤から防戦一方の展開を余儀なくされ、再三のピンチを守護神・西川周作の好守と守備陣の粘りで凌ぎ切った。試合内容を考えれば、価値ある1ポイントを持ち帰ったと言っていいだろう。

 とはいえ、攻撃の糸口をほぼ見出せなかったのも事実。この点をピックアップしたのが世界的ネットワーク『Fox Sports Asia』で、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式記録が提示した驚きの数値に注目している。浦和はこの試合を、"シュートゼロ"で終えていたのだ。

「ショッキングなスタッツと言うほかない! 我々は"枠内シュート"の話をしているのではなく、"シュート"そのものを指している。2017年のアジアチャンピオンは北京中赫国安の前に、たった1本のシュートも撃てなかったのである。浦和がゲームを支配すると見ていたファンは、ずいぶんとガッカリしただろう。なにせ相手は20本のシュートを放ったのだから」

 前半23分にナバウトのクロスに橋岡大樹が頭で応えたが、オフサイドと判定されたため、AFCの記録上はシュート数にカウントされていない。

 
 しかしながら、結果として勝点1を分け合った。同メディアは「浦和レッズのしぶとさがポイントをもたらした」と評し、「北京はパス総数616本(浦和は316本)、ボール支配率66.4%(浦和は33.6%)を記録したにもかかわらず、1点も奪えなかったのだ」との一文で締めている。

 これでACLのグループGは浦和が勝点4で首位。2位のブリーラム・ユナイテッド(タイ)と3位の全北現代(韓国)が勝点3で、最下位は勝点1の北京中赫国安となっている。第3節は4月9日に行なわれる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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