日本凱旋の本田圭佑がユニホームを交換した広島の選手は?

2019年03月13日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「若い時から一緒にやっているんで」

本田の元に駆け寄った水本が握手を交わす。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ACLグループリーグ2節のサンフレッチェ広島対メルボルン・ヴィクトリーは3月12日、広島広域公園陸上競技場で行なわれ、2-1でホームの広島が勝利した。試合は3分に広島が東俊希の得点で先制。71分にはメルボルン・Vの本田圭佑に同点弾を許したものの、86分に渡大生のゴールで勝ち越している。
 
 この一戦の注目は、やはり約12年ぶりとなる日本凱旋の本田で、きっちりゴールで期待に応えてみせた。そんな千両役者は試合後、広島の誰とユニホームを交換したのだろうか。
 
「ハーフタイムには言っていました」
 
 そう明かしてくれたのは水本裕貴だ。すでに試合前から会話をしていたそうで、ハーフタイムには約束を取り付けたという。77分に途中交代していた水本は、ベンチから真っ先に本田に駆け寄って握手を交わした。
 
「若い時から一緒にやっているんで、向こうは海外に行って、なかなか対戦する機会がなかったので、こういった機会があるってすごく不思議な感じがしました」

 水本と本田は、日本代表はもちろんのこと、ワールドユース選手権オランダ大会(U-20/2005年)や北京オリンピック(U-23/2008年)など世代別代表でもともに戦った間柄だ。些細なユニホーム交換かもしれないが、本田の日本凱旋は「なかなかない」再会も垣間見えた。

 今度は5月22日、広島はアウェーのオーストラリアでメルボルン・ヴィクトリーと戦う。本田との再戦を控える水本は、「もちろん、毎試合そうですけど」と前置きをしたうえで、「良いゲームにしたい」と誓った。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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