本田圭佑のひと言にパトリックが思わず笑顔。「彼は本当に素晴らしい選手」

2019年03月13日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「終わってからちょっと話をしましたけど」

歩み寄るパトリック(右)に、本田(左)が言葉を掛けた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[ACLグループステージ2節]広島2-1メルボルン・ヴィクトリー/3月12日/広域公園
 
 ACLグループステージ2節のサンフレッチェ広島対メルボルン・ヴィクトリーが3月12日、広島広域公園陸上競技場で行なわれ、広島が2-1で勝利した。
 
 幸先よく先手を取ったのは広島。3分、右サイドを突破したパトリックの折り返しのボールに、東俊希が合わせて先制ゴールを奪った。71分にはメルボルン・Vの本田圭佑に同点弾を決められたものの、最後は柏好文のクロスから渡大生がネットを揺らして逆転し、勝負を決めている。
 
 そんな試合後、ピッチ上で先制点をアシストしたパトリックと同点ゴールを決めた本田が何か会話をしていた。見事な活躍でゲームを盛り上げたふたりは、どんな話をしていたのだろうか。
 
「終わってからちょっと話をしましたけど、ディフェンスのことを褒めてくれて。彼は本当に素晴らしい選手だと思いますし、やっぱりスター性があるなと」
 
 そうパトリックが明かしてくれた。具体的には、「連動したプレスバックと、2回くらい彼(本田)に強く当たったディフェンス」だと言う。
 
 この日のパトリックの活躍と言えば、やはりアシストシーンのドリブル突破が一番の見せ場だっただろう。しかし、本田は敵として、違った視点でパトリックを称えた。
 
 攻守両面で奮闘した強力助っ人FWを評価できるポイントは多々あった。そのなかでも、ディフェンスを"本田に"褒められたパトリックは、嬉しそうに思わず笑みをこぼしていた。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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