【ACL速報】本田に同点ゴールを決められるも、渡の得点で勝ち越し!! 広島がメルボルン・Vに勝利!

2019年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

41分に渡が値千金の勝ち越し弾!

広島は苦しみながらも大会初勝利。本田を軸とするメルボルン・Vの攻撃に手を焼いたが、勝ち切った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ2節、サンフレッチェ広島対メルボルン・ヴィクトリーの一戦が広島広域公園陸上競技場で19時から行なわれ、広島が2-1で勝利を収めた。
 
 本田圭佑の凱旋試合としても注目されるなか、初戦の広州恒大戦で敗れた広島は直近のリーグ戦からスタメンを総入れ替え。システムは3-4-2-1で臨み、GKに中林洋次、最終ラインは右から水本裕貴、井林章、荒木隼人、ボランチは和田拓也と松本大弥、ウイングバックは左に清水航平、右に森島司を起用。シャドーには東俊希、渡大生、最前線はパトリックとなった。
 
 大会初勝利を目指す広島は早々にビックチャンスを迎える。3分、パトリックが相手のミスに乗じて中盤でボールをかっさらい、スピードに乗ったドリブルでペナルティエリア内に侵入。そのまま右サイドからグラウンダーのクロスを入れると、ルーキーの東が右足で蹴り込んで幸先よく先制に成功した。
 
 その後、広島は相手にボールを支配され、攻め込まれる場面が散見。右サイドハーフの本田にゲームを組み立てられ、オーストラリア代表のトロイ―ジなどにゴールを狙われた。21分には本田の左CKからピンチを迎える。トイボネンに決定機を作られたが、ゴールにはならずに胸を撫で下ろした。
 
 34分にも本田にミドルシュートを放たれたものの、これは枠の外。リードを奪ってからは思い通りに試合を運べなかったが、広島は1-0で前半を折り返した。
 
 後半に入っても、広島はメルボルン・Vの攻撃に手を焼く。後半の頭から右ウイングバックに投入されたエミル・サロモンソンが高い位置を取ったのもごく僅か。本田を中心とするパス回しにプレスがハマらず、良い位置でボールを奪えない。59分にはドリブルで攻め上がった本田にミドルシュートを放たれるなど、苦しい時間が続いた。
 
 それでも広島は、サイド攻撃から2点目を取りに行く。64分にはパトリックがボールを奪い、左サイドを駆け上がった森島にスルーパス。シュートはGKに阻まれたものの、少ない手数で相手ゴール前に迫った。

 しかし、71分だ。広島は右サイドを崩されると、折り返しを本田にスライディングで押し込まれる。本田の凱旋弾によって、試合は振り出しに戻された。

 引き分けで終わりそうな気配が漂うなか、最後に渡が大仕事をやってのける。86分、柏好文の左クロスに頭で合わせ、値千金の勝ち越し弾。これが決勝ゴールとなり、広島は大会初勝利を収めた。

 次節は4月10日にホームで大邱(韓国)と対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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