「勝点2を失った…」90+5分に同点弾を食らった川崎指揮官。「前からの守備もできたし、攻撃も中と外を上手く使えた」とパフォーマンスには手応え

2019年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手は前を向いてやっているので、そこは切り替えて進んでいきたい」

今季リーグ戦初勝利が目の前に迫っていただけに、川崎の鬼木監督は「残念」と肩を落とした。写真:滝川敏之

[J1リーグ3節]横浜2-2川崎/3月10日/日産ス
 
 王者・川崎フロンターレが、またも勝利を逃した。アウェーに乗り込んだ横浜F・マリノスとの神奈川ダービーで2-2の引き分けに終わり、リーグ3戦連続のドロー。試合後のフラッシュインタビューに応じた川崎の鬼木達監督は、「勝点2を失ったとは思っている」と悔しさを滲ませた。
 
 ACLとの連戦を考慮して中村憲剛、小林悠をベンチに置いた川崎は、スタメンに名を連ねていた大島僚太がコンディション不良により出場を回避するアクシデントにも見舞われた。
 
 主力を欠いたそんな状況でも、リーグ王者は立ち上がりから攻撃的なサッカーを展開し、4分にレアンドロ・ダミアンがリーグ戦初ゴールを挙げる。同点に追いつかれて迎えた後半は、徐々に運動量が落ちて横浜に押し込まれたが、交代出場の中村、小林、長谷川竜也が絡み、新エースのL・ダミアンが2点目を決めて88分に勝ち越しに成功した。しかし、最後の最後で守備陣が踏ん張れず。終了間際の90+5分、CKから扇原貴宏にヘディングシュートを決められ、ドローに持ち込まれた。
 
 連戦のなかでのアウェーゲームということを考えればドローはまずまずの結果だが、最後のワンプレーで追いつかれただけに、「勝ちきらなくてはいけないゲームだったので残念に思う」と鬼木監督は肩を落とす。ただ一方で指揮官は、「しっかりと自分たちらしい前からの守備もできたし、攻撃も中と外を上手く使えていた」とパフォーマンスを評価し、「選手は前を向いてやっているので、そこは切り替えて進んでいきたい」と13日のACL・シドニーFC戦に視線を向けていた。

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