イニエスタが母国メディアにJリーグや将来について語る!「日本の選手は器用でダイナミック」「良い意味で驚かされた」

2019年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督という選択肢もあり得る」

ヴィッセルでの2年目を迎えたイニエスタ。日本の生活にも慣れてきたようだ。写真:徳原隆元

 Jリーグでデビューを飾ってから、間もなく8か月。ヴィッセル神戸での2シーズン目を迎えたアンドレス・イニエスタは、日本の生活にすっかり馴染んでいるようだ。

 スペイン紙『Marca』によると、イニエスタは母国の雑誌『Panenka』が実施したインタビューで、「普段の生活もサッカーに関しても、すべてにおいてだいぶ慣れてきた」と語ったという。

 もちろん、スペイン時代との違いは小さくない。「サッカーの面では、クラブもチームメイトも、ピッチやスタジアムも、対戦相手もまるで違う。すべてが影響するんだ」ともコメントしている。

 また、日本サッカーについては、「とてもフィジカルに優れスピードがあり、あまりボールが落ち着くことがない」と表現。日本の選手は「速くて賢く、器用でダイナミック」と賛辞を送り、「(Jリーグは)好きだよ。レベルに関しては良い意味で驚かされた」と明かしている。
 
 古巣バルセロナへの想いはもちろん強いはずだ。しかし時差の関係もあり、「生で試合を見るのは実質的に不可能」とも。そのうえで、「ひとりのファンとして、バルサが勝ち、成功することを願い遠くから見守っている」とメッセージを送った。

 バルサ・ファンの多くは、イニエスタがいつかクラブに戻って来ることを望んでいるだろう。ただ、少なくともジェラール・ピケのように会長を目指すつもりはないようだ。「バルサの会長になるよりは、コメンテーターのほうがまだ可能性があると思う」

 一方で、指導者への転身については含みを持たせた。「以前は監督になろうとはまったく思っていなかったけど、いまは選択肢になり得る」

 イニエスタがどのような決断を下すかは、まだ分からない。確かなのは、ピッチで輝く姿を見続けたいと日本のファンが願っている、ということだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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