メッシが265日ぶりにアルゼンチン代表復帰!「世界一の男が戻ってくる」と母国メディアも歓喜!

2019年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官スカローニも「メッシはハッピーだ」と活躍を期待

失意のロシア・ワールドカップ以降、代表から離れていたメッシがついに復帰を果たす。 (C) Getty Images

 セレステ・イ・ブランコ(水色と白の意。アルゼンチン代表の愛称)の再建に必要不可欠なクラックが戻ってきた。

 現地時間3月7日、アルゼンチン・サッカー協会は3月に行なわれるベネズエラ戦とモロッコ戦に向けた代表メンバー31名を発表。バルセロナに所属するリオネル・メッシが265日ぶりの復帰を果たした。

 まさに待望のカムバックだ。代表デビューから14年間で主要タイトルをひとつも獲れなかったことで、たびたび批判を浴びせられてきたメッシ。昨年6月30日に行なわれたロシア・ワールドカップのラウンド・オブ16のフランス戦で敗戦を喫してからは、代表での活動を休止していた。

 その間、アルゼンチンは6試合を消化し、マウロ・イカルディやパウロ・ディバラ、ラウタロ・マルティネス、ジョバンニ・シメオネなど、あらゆるタイプのストライカーを起用した。それでも精神的支柱でもあったメッシの離脱による影響は大きく、チームにはぽっかりと穴が開いたままだった。

 今回のメッシの復帰を決断したリオネル・スカローニ監督は、「彼はハッピーになって戻ってくる」と話し、こう言葉を続ける。
 
「ワールドカップの結果は非常にタフだった。だから、あの時に下された彼の決断は、我々コーチ陣が割って入れるようなものではなかった。ただ、現在の代表チームの状態とプレースタイルをレオは良く見ていると思うし、彼とは電話で話したが、いまはハッピーで、もう一度(代表で)トライしたがっている。レオはバルサで多くの試合をこなしているから、2試合のうち1試合だけのプレーになるかもしれない」

 大黒柱の代表復帰をアルゼンチン・メディアも大々的に報道。全国紙『Ole』は、「世界一の男が代表に戻ってくる」と期待を寄せた。

「メッシが代表から離れてから265日。長いようで短かった彼の不在は、ようやく終わりを迎えた。メッシの復帰はいまの代表にとって素晴らしいニュースだ。大きな失敗から見直しが図られているチームには世界最高プレーヤーの存在が不可欠で、それを彼自身が望んでいるということも素晴らしい。

 現代表には、経験に乏しい若手が少なくない。そんなチームにあって、バルサのクラックの経験やプレー、そしてリーダーシップこそが好影響をもたらすに違いない。そしてメッシは新たな仲間とともに、いまだ成し得ていない代表でのタイトルを手にする方法を探し出すはずだ」

 3月の対戦でアルゼンチンは22日にベネズエラとスペインの首都マドリードで戦い、27日にはモロッコとマラケシュで対戦する予定だ。はたしてメッシはいかなるパフォーマンスを披露するのか。世界中が注目する2連戦だ。

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