ヴィッセルはなぜサンペールを獲得したのか?三木谷会長がその理由を語る!

2019年03月07日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「バルサ化」の切り札となるか

入団会見に臨んだサンペール(右)。三木谷会長(左)も大きな期待を寄せる。写真:山崎賢人

 ヴィッセル神戸が3月7日、都内某所にてスペイン人MFセルジ・サンペール(24歳)の入団会見を行なった。

 同僚となるアンドレス・イニエスタと同じバルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったサンペールは、次のようにコメントし、初めてとなる国外挑戦への意欲を語った。

「ヴィッセルのユニホームを着られて嬉しい。イニエスタに合うのは楽しみだし、このクラブにはポドルスキやヤマグチといった優れた選手がいる。プレーするのが楽しみだ」

 ともに登壇した神戸の三木谷浩史会長の期待も大きい。

「バルセロナの生え抜きで、若くて才能のある選手を獲得できた。まだ24歳で世界的プレーヤーに飛躍する可能性を秘めている。このような選手を迎えられて嬉しく思う」

「ヴィッセルは"魅せて強いサッカー"を目標に掲げ、ポゼッションサッカーを徹底している。目指しているのはアジアナンバーワンのクラブ。イニエスタ選手、ビジャ選手に続いて、(バルサでプレー経験がある)サンペール選手が加入してくれたことに非常に大きな期待を抱いている」
 
 また、サンペールを獲得した理由については、次のように語った。

「バルセロナの関係者に、なぜあのようなパスサッカーがようなできるかと訊いた時、カンテラ時代から同じサッカーでやってきた選手が多いからだと言っていた。技術だけでなく、創造力も大切。(6歳の時からバルサの下部組織で育った)サンペール選手はその能力を備えている」

 このスペイン人MFがヴィッセルの目指す「バルサ化」の最後の切り札となるのか――。そのプレーに注目が集まる。

取材:文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事