「次は絶対にペップだ!」 アッレーグリの進退騒がれるユーベがグアルディオラ招聘に動く!?

2019年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

アッレーグリがベンチを去る可能性が高い!?

スペイン、ドイツ、そしてイングランドで辣腕を振るってきたグアルディオラ。その経験はユベントスでも必ず活かされるはずだ。 (C) Getty Images

 3月5日のチャンピオンズ・リーグ(CL)で、王者レアル・マドリーがアヤックスにホームで4失点を喫して敗れた。

 先月27日に行なわれたコパ・デル・レイ準決勝第2レグで宿敵バルセロナに屈し、4連覇を目指していた欧州の舞台からも姿を消したマドリーは、ラ・リーガでも逆転優勝が厳しくなっている。

 当然、サンティアゴ・ソラーリ監督の進退問題に発展することは避けられない。たとえシーズン中に解任されることがなくても、来シーズンに向けてマドリーが新監督を招聘するのは、もはや既定路線になったと言えるだろう。

 ただ、それはマドリーに限ったことではないかもしれない。イタリアでは、絶対王者ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレーグリ監督の去就が騒がれているところだ。

 CL決勝トーナメント1回戦の第1レグで、ユーベはアトレティコ・マドリーに敵地で0-2と敗れた。クリスチアーノ・ロナウドを獲得し、悲願の欧州制覇を目標としているだけに、ファンや周囲の落胆は大きい。無論、アッレーグリには大きな批判が浴びせられた。

 以降、アッレーグリは進退問題が取り沙汰され続けている。本人も先日、続投希望を強調したうえで、「双方が望まなければいけない」と口にした。ただ、アトレティコとの第2レグの結果にかかわらず、今シーズン限りで51歳のイタリア人指揮官がユーベのベンチを去るとの見方は少なくない。
 
 そんなメディアのひとつ、イタリア『Sport Mediaset』は5日、さらに驚きのニュースを報じた。

 ユーベがアッレーグリの後任探しに向け、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督に打診したというのだ。最近、弟である代理人のペレ・グアルディオラ氏の姿がトリノで確認されたと報じた同メディアは、さらに「ユーベ首脳陣が招いた可能性がある」とも伝えた。

 ただ、グアルディオラはシティと2021年6月までの契約を結んでおり、年俸も2000万ポンド(約30億円)と大金だ。それでも、『Sport Mediaset』は、「シティでプレミアリーグ連覇とCL優勝を達成した場合、グアルディオラが新たな挑戦に向かう可能性も排除できない」と報じている。

 さらにユーベOBのアレッシオ・タッキナルディも同メディアで、「アッレーグリが去らなければいけないとしたら、その次は絶対にペップだ」と、グアルディオラ招聘に太鼓判を押した。

「彼はとても謙虚な素晴らしい人で、勝者の指揮官だ。非常に優れており、サポーターを楽しませることを望む監督だよ」

 ただ、『Sport Mediaset』も、グアルディオラ招聘は「実現が難しい夢」としている。そのうえで同メディアは新監督候補の最右翼が、ユーベのOBでもある元マドリーのジネディーヌ・ジダンとした。C・ロナウドとのタッグ復活のほか、マルセロやイスコら加入が噂される大物選手を惹きつけることにもなると伝えている。

 選手の移籍同様、指揮官の争奪戦も一寸先は闇。メガクラブや大物監督の動きが激しくなりそうな状況だけに、今後の展開から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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