松本が2015年以来のJ1勝利!大分は10年ぶりとなるホーム戦白星ならず

2019年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

狡猾な動きで永井が値千金の決勝弾!

決勝ゴールを決めた永井。J1での得点はC大阪に所属していた2014年以来だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 3月2日、昭和電工ドーム大分で行なわれたJ1リーグ2節の大分と松本の一戦は、後者に軍配が上がった。
 
 開幕戦でアジア王者・鹿島を下した大分はホーム開幕戦で同じく昇格組の松本を迎えると、序盤からボールポゼッションを高めてテンポよく攻撃を仕掛ける。しかし、この日はなかなかシュートを放てず。開幕戦で2得点を奪った藤本憲明も厳しいマークにあってチャンスを掴めない。

 そうした展開でゴールを奪えなかったが、この日は守備陣が奮起。セットプレーやロングボール主体に仕掛ける松本のアタックを封じ、相手に得点を与えない。
 
 
 試合を優勢に進める大分。しかし、先制点を奪ったのは松本だった。0-0で迎えた50分、前田大然のシュートがDFにブロックされると、こぼれ球を高橋諒が左サイドで拾う。高橋が利き足とは逆の右足でゴール前に入れると、大分の鈴木義宜がクリアミス。ボールがバーに当たり、ここに永井龍が詰めた。2015年に所属していた大分から奪った恩返し弾は、貴重な先制点となった。
 
 その後も松本は鉄壁の守備で大分の攻撃を封印。61分にオナイウ阿道を投入するなど、攻撃の枚数を増やしてきた相手に粘り強く対応する。最後まで無失点で終えた松本は、1-0で大分を撃破。今季初白星を掴み、2015年の第2ステージ13節・清水戦以来となるJ1勝利に喜びが弾けた。
 
 大分は開幕2連勝ならず。2009年の32節・川崎戦以来のJ1ホームゲーム勝利は4節の横浜戦に以降に持ち越しとなった。
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