怒涛の4発で宮本ガンバが逆転勝ち! 後半失速の清水を圧倒して初白星を掴む!

2019年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

アデ&ウィジョのアベック弾など後半にラッシュ!

後半に鮮烈2ゴールを挙げて気を吐いたアデミウソン(左)。ファン・ウィジョとの強力ホットセットが火を噴いた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ第2節]清水 2-4 G大阪/3月2日/アイスタ

 終わってみれば、G大阪が総合力で圧倒した。

 清水は3-4-2-1を、G大阪は4-4-2を採用し、ともに開幕戦と同じフォーメーションで臨んだ。序盤から圧倒的なパスワークで主導権を握ったのはアウェーチーム。左サイドを起点に遠藤と倉田がダイレクトの球回しを促進し、清水の堅牢に揺さぶりをかける。だが、アタッキングサード手前まではスムーズに運ぶものの、そこからの先のパス、クロス、フィニッシュがピリっとしない。清水DF陣の執拗なチェックに精度を狂わされた。

 そして、ボールを支配されながらも手数を出し続けていた清水が、鮮やかに均衡を破るのだ。

 17分、一気のカウンターから中央の中村が素早く右サイドにはたき、攻め上がった立田がそのままライナー性のクロスを送る。北川がニアでつぶれると、流れたところに中村が走り込んで豪快に合わせた。まさに、してやったりの先制パンチだ。

 とはいえ、G大阪も負けてはいない。こちらも流麗な連携からすぐさま同点に追いつく。29分だ。4選手の繋ぎから藤春が左サイドを抉ると、マイナス気味のクロスを中央で小野瀬が強烈にインパクト! ゴール前の勝負強さが際立つサイドアタッカーが2戦連続ゴールを挙げ、あっさりスコアをタイに戻した。

 
 後半に入ってもリトリートして鋭いショートカウンターを繰り出す清水に対して、G大阪は開幕戦の反省から、攻め急がずにじっくりパスを回して時間をかける。好対照な構図を描きながら球際で激しくぶつかり合い、ともに何度も見せ場を作る白熱の攻防戦を提供した。

 迎えた58分、G大阪は自慢の2トップが火を噴く。ハーフウェーライン付近でのボール奪取から速攻を仕掛け、アデミウソンが裏のスぺースへロブパスを送る。これを受けたファン・ウィジョが巧みに処理してヴァンデルソンと入れ替わり、GK六反を釣り出して中央へパス。アデミウソンが難なく流し込んで逆転ゴールとした。この一撃が大きくモノを言う。

【清水 2-4 G大阪 PHOTO】アデミウソン、ファン・ウィジョがが躍動し今季初勝利
 

次ページ終了間際に19歳俊英のゴールで意地を見せたが…

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