中村憲剛、「決まる予感あった」絶妙FK弾も、ドロー決着に「もったいない」と憮然

2019年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

鮮やか直接FK弾で今季初ゴールを奪うも…

中村が鮮やかな直接FKで先制点を奪うも、今季初ゴールを勝利に結びつけられず。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ2節]川崎1-1鹿島/3月1日/等々力

 17年目を迎える川崎のバンディエラが、芸術的なFK弾で自身の今季初ゴールを奪った。

 開始9分、川崎はゴール正面、ペナルティエリア手前でFKを得ると、キッカーは中村憲剛。迷いなく右足を振り抜くと、シュートは鋭い弧を描いて左ポストをわずかに掠めてゴールに吸い込まれた。

 中村の鮮烈な直接FK弾で先制した川崎だが、その後21分に鹿島の伊藤翔のゴールで追いつかれると、その後は再三のチャンスを活かせずドロー決着となった。

 試合後、中村はフラッシュインタビューに応じ、開口一番「正直、もったいない試合」と振り返った。さらに、「失点も1本のロングボールから。得点チャンスはいっぱい作ったなかで、自分も含めて決めないといけない」と憮然とした表情で反省しきり。

 一方、自身の得点について問われると、「(ボールが)浮いた瞬間に決まるような予感はあった。よくあるんですけど」と、ゴールシーンを振り返ったものの、「落ち着いて蹴れましたし、今シーズン初ゴールということでチームを勢いに乗せれるかなと思ったんですが、その後に簡単に失点してしまったので、みすみす自分たちで流れを途絶えさせてしまった」と、先制後すぐに追いつかれてしまった場面を悔やんだ。

 さらに中村は失点場面を「あれは全員の集中力の欠如。ああいうところをしっかり詰めていかないと、鹿島はついてくる」と振り返る。「得点は取ったが、自分にももっとチャンスはあったし、もっともっと取らないといけない」と、試合を決定づける追加点を奪えなかったことを課題に挙げた。

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