初ゴールの中島翔哉に「満足している」と指揮官! “古巣”ポルトガルのメディアも称賛

2019年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カタールに自らの居場所を造り上げた」

自らゴールを決めたほか、攻撃陣をけん引。ワントップに入ったモハメド・ムンタリ、左の中島、右のエジミウソン・ジュニオールのトライアングルは可能性を感じさせる出来だった。写真提供:コネクト株式会社

 アル・ドゥハイルの中島翔哉は、現地時間2月28日に行なわれたカタール・リーグ第18節、アル・アハリ・ドーハ戦に先発出場し、移籍後初得点を記録した他、攻撃陣をけん引して6-0の大勝に貢献した。

 これまでの4-4-2でなく、3-4-2-1の布陣を選択した同チームで、中島は従来の左サイドハーフではなく、トップ下に入ってフル出場。司令塔として躍動し、52分には自らゴールも決めた。同じく今冬に入団したモロッコ代表DFのメディ・ベナティアもゴールを記録しており、新戦力選手が力を示した一戦となった。

 クラブ公式サイトによると、試合後の会見でルイ・ファリア監督は、新加入選手2人を次のように称えている。

「今日の試合は、これまでと異なるプランでプレーしたが、チームをより良くするために努力してきた結果が表われたと思う。以前、新加入選手については適応に時間がかかると言ったが、今日の試合ではメディと中島のプレーに満足している」

 中島のゴールが決まった直後には口元に笑みを浮かべたルイ・ファリア監督。チームの進化に手応えを感じている様子が窺えた。

 また中島の初ゴールについて、現地紙『GULF TIMES』は「今冬に加入した中島のシュートは、ボックス内から逆サイドのポストを叩いてネットに吸い込まれた、美しい初ゴールを決め、カタールに自らの居場所を造り上げた」と称賛した。

 さらに、古巣であるポルトガルのメディアも、中島の初ゴールを喜んだ。『zerozero.pt』は「ポルトガル人監督ルイ・ファリアの下、中島がカタールで開花。6-0の大勝に貢献した」と報じている。

 アル・ドゥハイルは、3月5日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ初戦でイランのエステグラルと、12日にアウェーでサウジアラビアのアル・ヒラルと対戦する。

 同クラブが獲得を熱望しているタイトルのひとつがACLだが、リーグ戦での大勝はチームにとっていい弾みがついたに違いない。もちろん、初ゴールを決めた中島も同様だろう。

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