「レオは僕にとって特別な人だ…」 ネイマール、メッシとバルサ復帰への想いを涙ながらに告白

2019年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ復帰の可能性を問われての回答は?

バルサ時代には、メッシ(右)とともに得点を量産して数々の栄冠をもたらしたネイマール(左)。この二人のコンビは、果たして復活するのだろうか。 (C) Getty Images

 ブラジルとアルゼンチンが生んだ二人の至宝の関係性は、今もなお深まり続けているようだ。

 現地時間2月25日、ネイマールは、バルセロナ時代の同僚であるリオネル・メッシへの感謝の想いを涙ながらに語った。

 二人がチームメイトとなったのは、ネイマールがサントスからバルサに電撃移籍を果たした2013年の夏のことだった。

 そこから、メッシと良好な関係性を築いたネイマールは、公式戦186試合で105ゴールを記録し、2度のラ・リーガ制覇の他、チャンピオンズ・リーグ(CL)1回、コパ・デル・レイ3回と、タイトル獲得に大きく貢献した。

 とくに、メッシ、ルイス・スアレスと「MSN」という最強3トップを形成して三冠を達成した2014-15シーズンは、セレソンの至宝にとって、そのキャリアにおけるハイライトとなっている。

 2017年の夏に史上最高額の2億2000万ユーロ(約277億5000万円)でパリ・サンジェルマンへ移籍したネイマールだが、彼のバルサ復帰は度々噂されている。

 そんな最中、ブラジル・メディア『Esporte Espetacular』のインタビューに応じたネイマールは、メッシに対して感謝の言葉を寄せた。

「みんなに伝えたいことがある。僕が一番助けを必要としていた時、僕に愛情を示してくれたのは、世界最高の男(メッシ)だ。僕が初めてカンプ・ノウに立った時も、彼は『僕は君を助けるためにここにいる。遠慮することはない』って声をかけてくれたんだ」

 当時、欧州初挑戦で、計り知れないプレッシャーに苛まれていたネイマール。それだけに、自身を気遣ってくれた4つ年上の天才FWへの感謝の念は強いのだろう。インタビューの最中には、思わず感極まる場面もあった。

 涙ながらに語るネイマールに対し、インタビュアーが「もし、メッシからバルサ復帰を求められたらどうする?」と質問。すると、彼は次のような"本音"をこぼした。

「それは難しい。難しいよ……。レオは僕にとって、バルセロナで特別な人だった。正直言って、本当に難しい」

 先月にはスペイン紙『El Mundo』から、「バルサへの復帰を懇願している」と報じられるなど、その去就が何かと注目を集めているネイマール。現時点でパリSGとは、2022年6月までの契約を締結しており、約2年ぶりの出戻りは非現実的であるが、仮に実現すれば、サッカー界に衝撃を与える事柄になりうるだけに、その動向に注目したい。
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