鹿島撃破の金星にも謙虚さを崩さず。大分・片野坂監督、「先は長いので過信しないように…」

2019年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

6年ぶりのJ1の舞台、敵地での開幕戦を勝利で飾る

敵地・カシマで開幕戦勝利を飾った大分。6年ぶりのJ1復帰は、インパクトのあるスタートとなった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ1節]鹿島1-2大分/2月23日/カシマ

 6年ぶりにJ1の舞台に戻ってきた大分が、いきなりの金星だ。昨季のアジア王者を相手に堂々たる戦いぶりで、2対1と勝ち切った。


 試合後、フラッシュインタビューに応えた片野坂知宏監督は、「やっぱり厳しい試合でした。もちろん勝ったんですが、鹿島さんは力がありますし、少し押し込まれる状況も続いたなかで、選手たちは切らさずにタフに戦ってくれたと思います」と、謙虚な姿勢で敵地での勝利を振り返った。

 今季開幕戦は百戦錬磨の鹿島が相手だっただけに、様々な状況を想定していたようで、「我々は18位からのスタートなので、現実的な戦い方もしなきゃいけない。いろんなことも準備して、それを選手が理解したなかで戦ってくれたと思う」と事前の準備の成果を強調。さらに「いろんな戦い方をやっていかないと、このJ1のリーグで少しでも上に行くのは難しくなる」と気を引き締めた。

 また片野坂監督は、鹿島を相手に敵地で白星を挙げたことに関しても「鹿島さんを相手にアウェーで勝つことはなかなか難しいことですし、それは自信になったと思いますが」と選手を讃えつつも、「まだまだ先は長いので過信しないようにしっかりと準備していきたい」と、さらなる長丁場のシーズンを見据え、最後まで謙虚な姿勢で受け答えていた。

【速報PHOTO】J2昇格組の大分がアジア王者・鹿島を相手に開幕戦勝利!
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