「ヴェンゲルがいないと別のチーム」 アーセナルと対戦したフレブ、試合後に口にした古巣への想いとは?

2019年02月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アーセナル・サポーターから盛大な拍手で迎えられる。

58分にピッチに立ったフレブ。エミレーツ・スタジアムでのプレーは約8年ぶりだった。(C)Getty Images

 58分、BATEボリソフの11番がピッチに登場すると、エミレーツ・スタジアムのアーセナル・サポーターから盛大な拍手が送られた。

 2月21日に開催されたヨーロッパリーグのラウンド・オブ32の第2レグ、前半に2点を奪われてトータルスコアで逆転を許したBATEボリソフのアリャクセイ・バガ監督が最初に切ったカードが、37歳の重鎮アレクサンドル・フレブだった。

 2005年夏から3シーズンに渡ってアーセナルでプレーし、2005-06シーズンのチャンピオンズ・リーグ準優勝などに貢献したベラルーシ代表MFは、しかしなかなか見せ場を作れず。60分にはダメ押しの1点を奪われ、万事休した。
 
 バルセロナからバーミンガムにレンタルされていた10年10月以来、約8年ぶりに"元本拠地"でプレーしたフレブは、試合後、地元メディアの取材に次のようなコメントを残している。

「ヴェンゲル監督のいないアーセナルは、まったく別のチームだね。僕のキャリアの中で、彼は最高の指揮官だ。でも時が経った。僕と一緒にプレーしていた選手はひとりもいない。新監督の下で、新たな時代に突入したんだ」

 敵のサポーターから温かい拍手で迎えられたことについては、「素晴らしい雰囲気だった。ガナーズ・ファンにはとても感謝している」と述べたフレブは、最後に古巣への想いを口にした。

「ここでは、キャリア最高の時間を過ごした。退団した後もずっと応援してきたし、常に僕の心の中にある。(16強に残ったチームの中で)ベストチームのひとつだと思うし、タイトルを勝ち取ってほしい」

 そのアーセナルは、ラウンド・オブ16(第1レグは3月7日に開催)でフランスのレンヌと対戦する。
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