「敵地での逆転突破」に挑んだ長友佑都のガラタサライはミッション達成ならず…ELベスト16進出を逃す

2019年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベンフィカがベスト16に進出。

ホームのベンフィカ(左)のペースで進んだ試合はスコアレスドロー。逆転突破に2ゴールが必要だったガラタサライのEL敗退が決まった。(C)Getty Images

 現地時間2月21日に開催されたヨーロッパリーグのラウンド・オブ32第2レグ、ベンフィカ対ガラタサライの一戦はスコアレスドロー。この結果、第1レグを2-1でモノにしていたベンフィカがベスト16進出を決めた。

 敵地での逆転突破という困難なミッションに臨んだトルコの名門ガラタサライは前半、ポゼッションでこそ相手を上回ったものの、シュート本数では3対6と圧倒された。

 印象としても明らかなベンフィカのペースで、第1レグで貴重な決勝点を挙げたハリス・セフェロビッチ、アルゼンチン代表のフランコ・セルビらを中心に左サイドからチャンスをつくる。

 直近のリーグ戦を高熱のため欠場したガラタサライの日本代表DF長友佑都は、左SBのポジションでフル出場。1アシストをマークした第1レグ同様の活躍が期待されたが、この日は守備に重点を置き、同サイドに代わる代わる入ってくるピッスィ、ジョアン・フェリックス、アンドレ・アウメイダらのマークに追われた。
 
 後半突入後も、ホームのベンフィカが押し込む展開が続き、65分をまわった時点でのシュート数は、ガラタサライの4に対してベンフィカは14に。ガラタサライにとっては、いつゴールを割られてもおかしくない状況が続いた。

 勝利のためには少なくとも2ゴールが必要なガラタサライは70分、バドゥー・エンディアイエが力強いドリブル突破を見せるがシュートはブロックされ、75分にユーネス・ベルハンダとヘンリー・オニェクルのコンビでつくった決定機も、ゴールにはつながらない。

 85分には長友の正確な右足クロスから最後はエムレ・アクババが押し込んだものの、これはオフサイドの判定に取り消された。

 結局、試合はスコアレスドローのまま終了。2試合トータル2-1でベンフィカが次ラウンド進出を果たした。ベスト16の組合わせ抽選会は、現地時間2月22日に行なわれる。
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