「なんて恥ずかしい!」イカルディ妻がイタリア紙報道に激怒!

2019年02月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

事態は収束に向かう中で……。

イカルディ(左)と妻で代理人のワンダ・ナラ(右)。(C)Getty Images

 マウロ・イカルディとインテルの"軋轢"を煽るメディアに関して、妻で代理人のワンダ・ナラが激昂している。
 
 インテルは2月13日、15年夏からキャプテンを務めていたイカルディから腕章を剥奪(新キャプテンはサミール・ハンダノビッチ)。これにショックを受けたイカルディは、翌日のELラピド・ウィーンの招集を拒否したうえ、表向きは怪我と発表されているが17日のサンプドリア戦も招集外となり、対立が深まっているように見えた。
 
 しかし、同じく2月17日にサッカー番組『Tiki Taka』に出演したワンダ・ナラが、「マウロは常にインテルのために誇りを持ってプレーしてきた。お金のことを考えたことは1度もない。キャプテンマークを付けることに誇りを持ち、それに相応しいプレーをしようと全力を尽くしていた。インテルは私たちにとって家族であり、離れたくない……」と涙ながらに訴えた。
 
そして、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが同番組に電話で生出演。「キャプテンマーク剥奪は懲罰的な措置ではなく、苦渋の決断だったことを理解してほしい。ここは家庭と同じだ。今回の件について近いうちに直接話し合おう。平穏を取り戻したうえで、契約更新のオファーも提示するつもりだ」と謝罪を受け入れる姿勢を見せ、事態は収束に向かっているように見えた。
 
 しかし、19日に『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「ワンダ・ナラがキャプテンに戻さなければマウロはもうインテルでプレーしないと語った」と報道。対立を再び煽った。
 
これにワンダ・ナラは激怒。記事のキャプチャー画像とともに、ツイッターにこう綴っている。
 
「なんて恥ずかしい! ガゼッタはインテルのパートナーよ。馬鹿げたことを書き続ける彼らはさらに危険な存在になった。真実は常にひとつよ!」
 
 ガゼッタ紙はインテルのオフィシャルパートナーを務めているが、それでも"忖度"抜きでこうした刺激的な見出しを打ってくるのは実にイタリアらしい。ただ、インテルとの和解に目途が立ったタイミングだけに、ワンダ・ナラはやはり気に入らなかったようだ。
 
 こうした「言った」、「言ってない」の押し問答は世界中にごまんとあるが、イカルディとインテルの軋轢はワンダ・ナラの奔放すぎる数々の発言(監督の起用法にケチをつけたり、クラブやチームメイトを批判したり)が原因のひとつと言われているだけに、身から出た錆と言えなくもない。
 
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