「鮮烈な一撃!」「“らしい”ゴールだ」L・ダミアンの出色の出来を母国メディアも絶賛!

2019年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

相棒・小林悠との“フュージョン”にも言及

ド迫力のプレーを連発し、きっちり決勝点も決めてみせたL・ダミアン。今季J1を彩る主役候補だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 土曜日に行なわれたゼロックス・スーパーカップで、話題を独占したのが元ブラジル代表FWだ。川崎フロンターレの新外国籍選手、レアンドロ・ダミアン。Jリーグ公式戦デビューとなった浦和レッズとの一戦で、いきなりモノの違いを見せつけた。

 絶対的な高さと懐の深いポストワークに加え、スペースへの積極的な走り込みなど、随所でストライカーとしての高い総合力を示した29歳。スタンドをドッと沸かせたのが、52分の得点シーンだ。浦和のゴール前にこぼれた浮き球を、迷うことなく左足のハーフボーレーで豪快にインパクトし、ネットに突き刺した。小林悠と漫画『ドラゴンボール』で有名な"フュージョン"ポーズを披露して、喜びを爆発させたのだ。

 日本で上々のスタートを切ったL・ダミアンの活躍を、母国ブラジルのメディアもこぞって報じている。

 南米最大のネットワーク『Globo』は「レアンドロ・ダミアンがデビュー戦でフロンターレにタイトルをもたらす」と題し、以下のようにレポートした。

「埼玉スタジアム2002で英雄となったのは、インテルナシオナウから旅立ったレアンドロ・ダミアンだった。終始ペースを掴んでいたが均衡を破れなかったフロンターレ。そんななか迎えた52分に、リバウンドに素早く反応して豪快に左足で蹴り込んだのだ。いかにも彼らしい思い切りのいいゴールで、フロンターレに勝利をもたらした」

 
 さらに、"フュージョン"にも言及。数枚の写真をコマ送りで掲載し、「ダミアンはドラゴンゴールが大好き。最初のゴールで披露しようと決めていたのだろう」と伝えている。

 ブラジル南部のメディアで、L・ダミアンが長く籍を置いたインテルナシオナウをサポートする『Gazeta Esportiva』もそのプレーぶりを称えた。「ブラジルを飛び出して国外でプレーする選手は、得てしてその初期に苦労するものだが、ダミアンにはまったく問題なかったようだ。鮮烈な一撃を決めて、素晴らしいデビュー戦を飾った」と記している。さらに彼が"フュージョン"を繰り出す前に行なったパフォーマンスは、定番だと説明。「手を口ひげのように添えるのはお馴染みのゴールパフォーマンス。彼の父親に捧げたものだ」としている。

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