出場停止は1試合ではすまない!? 故意に警告を受けたとされるS・ラモスの調査をUEFAが開始!

2019年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「狙うか?」とベンチに尋ねていたとの報道も…

試合終了間際にドルベアを倒してイエローカードを提示されていたS・ラモス。そのプレーが問題視されている。 (C) REUTERS/AFLO

 現地2月13日、レアル・マドリーのセルヒオ・ラモスは、チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦の第1レグでアヤックスに2-1と勝利した試合後、意図的に警告を受けたと明かした。

 問題となったのは、87分の勝ち越しゴールで勝利が見えてきた90分の場面。S・ラモスは、センターサークルでキャスパー・ドルベアを倒し、イエローカードをもらった。

 このため、S・ラモスは第2レグで出場停止となったのだが、累積警告を消化することで、マドリーがベスト8に勝ち進んだ場合、確実に準々決勝第1レグに出場可能となる。

 そうした状況にあったため、試合後、ミックスゾーンで報道陣に「故意にカードをもらったのか」と問われたS・ラモスは、「そうじゃないと言ったらウソになる」と否定せず、さらに「それは頭にあったことだ。サッカーでは難しい決断をしなければいけないことがある。僕はこう決めた」と続けた。
 
 だが、故意にカードをもらったのであれば、出場停止が1試合ですまない恐れがある。スペイン紙『Marca』によると、S・ラモスの発言を受け、欧州サッカー連盟(UEFA)は14日に調査に乗り出した。

 S・ラモスはその後、自身のツイッターで「わざとカードにしてはいない」と、故意ではなかったと強調したが、『Golazo de Gol』で報じられた画像として『Marca』が伝えたところによれば、S・ラモスは右手でカードのような仕草をしてから、ベンチに「狙うか?」と尋ねていたという。

 マドリーはかつて、ジョゼ・モウリーニョ監督がCLグループステージで故意にカードをもらうように選手に指示して処分されたことがある。S・ラモスもその際に罰金処分を科された。

 仮にアヤックスに逆転を許さず、マドリーが準々決勝に駒を進めたとして、キャプテンのS・ラモスは第1レグから出場できるのか。UEFAの調査の行方に注目が集まっている。

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