アジアサッカー連盟が昨季ACLを総括! 活躍したスター選手に鹿島からは鈴木優磨ら7人が選出

2019年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

大会MVPの鈴木を称賛

AFCがスター選手として選出したのは、鈴木(左)、セルジーニョ(上段左)、レオ・シルバ(上段右)、昌子(中段左)、チョン・スンヒョン(中段右)、三竿(下段左)、クォン・スンテ(下段右)の7人だ。 (C) Getty Images

 Jリーグ開幕を約1週間後に控えた2月13日、アジアサッカー連盟(AFC)が2018年に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の総括レポートを公開。J1の鹿島アントラーズが「アザディ・スタジアムで歴史的な勝利を飾った」と総括された前大会において、活躍が印象に残ったスター選手を24人ピックアップし、鹿島からは7名が選出された。

 その7名は、クォン・スンテ、昌子源、チョン・スンヒョン、レオ・シルバ、三竿健斗、セルジーニョ、鈴木優磨だ。特に鈴木とセルジーニョに関しては、全体のレポートでも称賛されており、非常に注目を集めたことがうかがえる。

 同レポートは大会を通じての鹿島の特長を「メインストライカーの鈴木優磨と、技術的に優れたセルジーニョがともにトップでプレー」「西は非常にいいSBでありWBとしてもプレーする。クロスのクオリティーが非常にいい」「三竿は攻守のバランサーであり、非常に視野も広く運動量も多い」「統率のとれたCBチョン・スンヒョンもとても良い」といった選手のタレントについて言及。

 さらに、「最前線のフォワードを介したパスでテンポを変更して緩急をつけて試合を作る」「中盤、そして時には相手エリアからかける連動したプレッシング」「団結した、才能、プロ意識、落ち着きのあるプレー運び、チーム精神を兼ね備えた強固な集団」とチームとして完成していると評した。

 そして、大会MVPに輝き、メインストライカーと評された鈴木優磨は絶賛されている。決勝トーナメント1回戦、上海上港との試合での奮闘ぶりを「2008年以来のベスト8進出を決めた試合で、鈴木はホーム戦勝利の先陣を切った」と称えられ、韓国の水原三星との対戦では「ホームで2点を先制された状態で、鈴木の果敢な飛び込みによって生まれたオウンゴールが、鹿島のドラマティックな決勝への道を開いた」と称えられた。

 鹿島は今冬、ACL杯を掲げた"レジェンド"小笠原満男が引退を発表し、レポート内でも称賛された昌子源(→トゥールーズ)、西大伍(→神戸)ら主力がチームを離れた。

 新たに内田篤人が主将となり、伝統の"10番"はACLでも存在感を発揮した安部裕葵が引き継いだ。2019年のACLにはプレーオフから参加するため、Jリーグ開幕前の2月19日、オーストラリアAリーグのニューカッスル・ジェッツと、グループEの1枠を賭けて戦う。

 ACL王者は新たな船出を勝利で飾ることができるのか、注目が集まりそうだ。

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