ペップがディバラ視察にクラブCEOを派遣? 「獲得には最低130億円が必要」とイタリア紙報道

2019年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプールのサラーとの“トレード”説も。

移籍の噂が絶えないディバラ。ユーベの10番の未来はどこにあるのか。(C)Getty Images

 ユベントスで10番を背負うパウロ・ディバラは今シーズン、リーグ戦ではあまりネットを揺らせていない。チャンピオンズ・リーグでは5試合で5得点を挙げたが、セリエAでは20試合で2得点だ。

 現在のユーベの得点源は、チームの新たな顔となったクリスチアーノ・ロナウドと、トップにポジションを戻したマリオ・マンジュキッチだ。昨シーズンまでと比べ、ディバラはゴールから遠い位置でプレーすることが多く、得点が減っている。そのため、現状に不満を抱いているとの噂は絶えない。

 そして2月2日、チームが2点のリードを逃げ切れずに引き分けたパルマ戦で、スタメンを外れたディバラは交代枠がなくなるや、試合終了を待たずにロッカールームに戻り、チームの不評を買った。その後、チームメイトやクラブに対して謝罪したが、こういった騒動があれば、去就を巡る周囲の喧騒が増すのは避けられない。
 
 12日、イタリア紙『Corriere dello Sport』は、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がフェラン・ソリアーノCEOを派遣してディバラを視察させたと報じた。ディバラがフル出場し、先制点を演出した1月27日のラツィオ戦を、ソリアーノCEOがスタンドで観戦したという。

『Corriere dello Sport』紙によると、グアルディオラ監督はディバラを高く評価しているとのこと。また今シーズンは、レスターから獲得したリャド・マハレズのパフォーマンスに満足しておらず、ディバラに関心を寄せているとされている。

 同紙は、ディバラがユーベに満足しており、チャンピオンズ・リーグ優勝をめざすなかでシーズンの大事な時期に差し掛かっているだけに、目の前のことに集中していると報道。ユーベも現時点で手放すつもりがないと伝えている。

 そのうえで、ディバラ獲得には1億~1億2000万ユーロ(約130億~156億円)が必要であり、C・ロナウドに次ぐチーム2番手となる700万ユーロ(約9億1000万円)のサラリーも不可避と指摘。多額の資金を用意できるのは、シティとレアル・マドリー、バイエルンだと付け加えた。ほかにも、イングランドではリバプールのモハメド・サラーとの"トレード"説も噂されている。

 C・ロナウドという絶対的な存在が加わったことで、ディバラがシーズン後にユーベから移籍する道を選ぶことはあるのか。今後が注目される。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事