「いよいよカガワの出番だ!」地元メディアが香川真司の“次節・初スタメン”を一斉に報じる

2019年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

名手リャイッチとの“共存”なるか

雨が降りしきるなか、火曜日のチーム練習に臨んだ香川。いよいよ次節に初先発を飾るか。期待が高まる。(C)Getty Images

 トルコ・デビューから3戦目にして、ついに初スタメンを飾るか。

 今冬にベジタクシュへの電撃移籍を果たした日本代表MF香川真司。入団決定から3日後の2月3日、アンタルヤスポル戦の終盤に登場すると、わずか3分間で2ゴールを挙げるド派手なデビューを飾った。さらに9日のブルサスポル戦では本拠地で初のゲームを戦い、地元サポーターの大声援を受ける。66分に途中交代で投入され、パスワークを促進するなど攻撃陣を牽引。ここでもまずまずの存在感を示した。

 次節は15日の第22節、マラティヤスポル戦だ。チームは火曜日にゲームに向けた練習を再開させたが、香川はスタメン組に入ってプレーしたと、トルコの地元メディアが一斉に報じている。全国紙『Fanatik』は「いよいよカガワに出番が巡ってきそうだ。セノール・ギュネス(監督)はスタートの11人で起用することを決めたようである」と記し、香川本人の「コンディションは着実に上がってきています」とのコメントも紹介している。

 
 ポジションは4-2-3-1システムのトップ下が濃厚だ。無論、香川がもっとも得意とする位置で、ここにはセルビア代表の左利きMFで、昨年夏に加入したアデム・リャイッチがファーストチョイスとして君臨してきた。鮮烈デビューを飾ったアンタルヤスポル戦で香川は、81分にそのリャイッチに代わってトップ下へ。かたやブルサスポル戦で登場した際は、リャイッチが右サイドにスライドされ、ともにスムーズな攻撃を演出している。智将ギュネスはマラティヤスポル戦で、このふたりのファンタジスタをより長い時間プレーさせ、化学反応を確かめたいのかもしれない。

 創造性溢れるリャイッチはトップ下だけでなく、サイドで起用しての局面打開も十分に期待できる。この"共存"が確立されれば香川の出場機会はグッと増え、ベジクタシュの攻撃も格段にスケールアップするだろう。

 はたして指揮官の決断やいかに!? 金曜日の先発メンバーに注目だ。
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