名将ヴェンゲルの新天地はカタール!? アジア杯優勝メンバー、同国の王子らとの記念写真が公開される

2019年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルの次は次回W杯開催国?

アーセナルを離れ、いまだ新たな職場を決めていないヴェンゲル。果たして、カタールを選択するのか? (C) Getty Images

 名将アーセン・ヴェンゲルが、カタール代表の監督に就任する可能性があると、『FOX Spots』のアジア版が報じている。

 スペイン人のフェリックス・サンチェス監督が率いるカタール代表がアジアカップ決勝で日本を下し、初優勝を飾ってから2週間後、カタールの「インターナショナル・スポーツデー」に、ヴェンゲルがサッカー育成機関「アスパイア・アカデミー」を訪問。同大会で得点王に輝いたアルモエズ・アリやアブドゥルカリーム・ハサンとの記念写真の撮影に応じた。

 この写真を、ハサンが自身のSNSで公開。アリ、ハサン、ヴェンゲルのほか、FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長、カタール王家のふたりの王子がフラットに肩を並べたものだった。

 アーセナルでの22年間の指導者生活を終えた同氏が、次の職場としてカタールを選ぶのでは? という噂は、1月に英紙『EXPRESS』によって報じられていた。カタールは2022年の自国開催のワールドカップに備えて、著名な監督を招聘したいと考えており、その白羽の矢がヴェンゲルに立ったというのだ。

 これについて、カタール側は特に声明を出しておらず、ヴェンゲルの立場も不明なままだったが、どうやら両者の間で、何かしらの交渉や会合が持たれた可能性がある。

『FOX Spots』は「監督ではなくても、アドバイザーとしての就任の可能性はあるのではないか」と推測しており、この邂逅は決して無駄なものにはならないだろうと綴っている。

 ヴェンゲルは昨年11月末、中東スポーツのメディアチャンネル「beIN SPORTS」に出演した際、このように語っている。

「"職場"への復帰は、いくつかの異なる方法が考えられる。監督になってすぐに責任を負う方法もあれば、監督をバックアップしながら、マネジメントしていく方法だってある。どの方法を選択しても、世界のフットボールの向上に貢献できることであり、やり方はいくらでもある」

 ヴェンゲルにはこれまで、ドイツ、イタリア、日本など数々の候補が噂に挙がったものの、いまだ行き先は確定していない。そして彼は、現場に戻ることを否定していない。

 そんな中で報じられた今回の件。名将の新天地は、次なるワールドカップ開催国、カタールになるのだろうか。

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