パリSGが“赤い悪魔”を敵地でねじ伏せる! ポグバ退場のマンUはベスト8進出に暗雲が

2019年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ネイマール&カバーニ不在のパリSGが先勝。

エムバペ(右)が勝利を決定づける2点目をゲット! (C)Getty Images

 現地時間2月12日に開催されたチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第1レグ、マンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンの一戦は、2-0でアウェーのパリSGが勝利を飾った。

 前半は、パリSGが54%とボールポゼッションでややリードしたものの、互いに3本のシュートを放つほぼ互角の展開。熱く激しいゲームであることは、前半だけで計5枚のイエローカードが飛び出したことが証明していた。

 ネイマールとエディンソン・カバーニを怪我で欠くパリSGは、その影響からか、序盤はキリアン・エムバペが沈黙。20分を過ぎたあたりからようやく本来のスピードあふれるプレーが見られるようになったものの、単発のそれはどこか迫力を欠いた。

 一方、ユナイテッドにとっての不運は、3トップの両サイド、ジェシー・リンガードとアントニー・マルシアルが揃って前半に足を痛め、早々にふたつの交代枠を使わざるを得なかったことだろう。前者が前半のアディショナルタイムに、後者はハーフタイムにベンチに退き、代わってアレクシス・サンチェスとファン・マタがピッチに送り込まれた。
 
 そんな荒れた展開のゲームに先制点が生まれたのは、53分だった。アンヘル・ディ・マリアが蹴ったCKを、ファーサイドにフリーで走り込んだプレスネル・キンペンベが左足ボレーで押し込み、パリSGがリードを奪った。

 そして60分、ふたたびアウェーチームに歓喜が訪れる。アシスト役を担ったのはまたしてもディ・マリアだ。左サイドでボールを持ったアルゼンチン代表MFは、丁寧にグラウンダーのクロスをゴール前に送ると、一瞬のスピードでマークを外したエムバペが、GKダビド・デ・ヘアの位置をよく見ながら流し込んだ。

 試合はこのまま2-0で終了。ホームで敗れたユナイテッドは、89分に2枚目のイエローでポール・ポグバが退場となり、3月6日の第2レグで起用できないという事態に。早くもベスト8進出に暗雲が漂いはじめている。
 
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