STVV木下康介が終了間際に劇的な決勝弾! 途中出場からわずか“3分”でラッキーボーイに!

2019年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

遠藤、鎌田に続いて日本人選手が3度目の“デビュー戦ゴール”!

ピッチに登場するなり3分で初ゴール! 木下がホームサポーターに鮮烈なインパクトを与えた。(C) STVV

 現地2月9日、ベルギー・リーグ第25節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)がワースランド・ベベレンと対戦。2-1で勝利し、プレーオフ1を目指す同チームにとって貴重な勝点3奪取となった。

 現在6人の日本人選手を擁するSTVV。この日の先発には鎌田大地、そしてアジアカップから戻った冨安健洋が名を連ね、ベンチには関根貴大、今冬に加入した木下康介が入った。アジアカップで負傷した遠藤航は日本でのリハビリを終えてベルギーに戻ったが、小池裕太とともにメンバー外となった。

 試合は前半、VARでお互いにPKを取り合うという珍しい展開になった。

 16分、ジョーダン・ボタカがペナルティーエリア内で倒され、VAR判定によりPKに。これをきっちりボタカ自身が決めて1-0と先制したSTVVだが、その3分後にGKケニー・ステッペが自陣で敵FWを倒したプレーが、またしてもVARによってPK判定となる。これを決められ、1-1の同点とされた。

 1点を奪い合って迎えた後半、STVVが主導権を握る。3試合連続でゴールを決めているヨアン・ボリ、アレクシス・デ・サール、鎌田大地の前線トライアングルに両SBが絡み、積極的に攻め込む。しかし、ゴールネットを揺らすには至らない。

 選手たちにも焦りが見え始めた85分、ボタカと交代して木下がベルギーデビューを果たす。そしてピッチに登場してわずか3分後、木下が大仕事をやってのけるのだ。

 クリスチャン・セバロスがゴール前に放り込んだクロスを、木下が190センチの長身を活かし、ゴール前で相手守備陣と競り合う。混戦の合間を縫って木下がヒールで蹴り込むも、GKに弾かれた。しかしこのボールが偶然にも木下の足元に戻り、ゴールに背中を向けたままの木下の左足ヒールに当たってそのままゴールイン! なんとも"ラッキー"な形で勝ち越しゴールが決まった。STVVに加入した日本人選手がデビュー戦でゴールを決めるのは、遠藤航、鎌田大地に続いて3人目だ。

 試合はこのまま終了し、鎌田、冨安、そして木下がホームでの貴重な勝利に貢献した。
 
 プレーオフ1圏内の6位以内を目指すSTVVは、これで3連勝。木下というラッキーボーイの勢いを加え、2月16日のズルテ=ワヘレム戦に臨む。
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