「皆さんが思っているよりも…」 酒井宏樹が新チームメイト“悪童”バロテッリの第一印象を語る!

2019年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

結果も残している“悪童”の第一印象は?

日本代表からマルセイユへ戻った酒井(左)が、自身の不在中にチームに加わったバロテッリ(右)について語った。 (C) Getty Images

 先月31日に幕を閉じた冬の移籍市場は、ゴンサロ・イグアイン(ユベントス→チェルシー)やアルバロ・モラタ(チェルシー→A・マドリー)といった大物ストライカーの玉突き移籍が目立った。

 そのなかで、ニースからマルセイユへ移籍したイタリア代表FWのマリオ・バロテッリも、話題をさらった一人だ。

 今夏までとなっていたニースとの契約を解除し、今シーズン終了までの半年契約で、延長オプションが付随するかたちでマルセイユに加入したバロテッリは、出来高で最大140万ユーロ(約1億8200万円)を受け取る算段ともなっている。

 ただ、ボーナスの支給には条件が課されている。それは、チーム内の和を乱すような規律違反を犯さないこと。過去に数々の問題行動を起こし、ニースでも奔放な態度が問題視されたバロテッリだけに、マルセイユからすれば、当然の措置だと言える。

 果たしてバロテッリは、ここまではいたって真面目に取り組んでいる様子で、リーグ・アンの出場3試合で2ゴールと、目に見える結果も残している。

 そんな"悪童"について、マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹はいかなる印象を持ったのか。

 アジアカップを終えてマルセイユに復帰し、現地時間2月6日の20節(順延分)ボルドー戦(○1-0)で早くもフル出場を果たした酒井は、8日に行なわれた24節ディジョン戦(○2-1)の前日会見で、自身がチームを留守にしている間に新しく同僚となったバロテッリについて、ポジティブに語っている。

「マリオは、僕が来た初日に話しかけてくれたし、たぶん皆さんが思っているより数段優しい選手だと思う。個人的には関係性はうまくいっていると思うので、これからピッチでどんどん合わせていきたい」

 同じ1990年生まれの同級生でもあるバロテッリと酒井。その性格はおそらく"真反対"だろうが、互いにファーストインプレッションは悪くなかったようだ。

 リーグ・アンで現在5位のマルセイユは、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場プレーオフ圏内の2位とは勝点6差という位置に付けており、後半戦の巻き返しが期待されている。

 チームの順位を浮上させる意味でも、酒井のクロスにバロテッリが合わせるという得点シーンが増えることを、ファンも待望していることだろう。
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