コンディションが懸念されたメッシ、“コパ・クラシコ”の第1レグに招集! 指揮官は起用を明言せず

2019年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リスクは冒さない」とバルベルデ監督。

バルサとしてはホームの第1レグで勝利しておきたいところだが…。はたしてメッシは出場するのか。(C)Getty Images

 クラシコの招集メンバーリストに名を連ねたのは朗報と言えるだろう。バルセロナのリオネル・メッシは、2月6日のレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝第1レグへの出場が期待されている。

 メッシは2日のラ・リーガ22節バレンシア戦で、69分に相手選手と交錯した際、相手のひざが右太腿に入ってピッチ外での治療を強いられた。数分後にグラウンドに戻り、試合終了までプレーを続けたが、コンディションが心配されていたところだ。

『ESPN』によると、メッシは5日の練習をこなし、招集入りを遂げたという。足首を負傷しているウスマンヌ・デンベレはメンバー外となっており、メッシは少なくともプレーできるコンディションにあると見られる。

 ただ、エルネスト・バルベルデ監督は、「試合がたくさん残っている中でリスクを冒すことはしない」と、実際に起用するかどうかについては慎重な姿勢を見せた。

「リーガが明日で終わるとか、我々にとってラストゲームというのであれば、(リスクを冒すことも)あったかもしれないが…メッシであろうがなかろうが、選手がケガをしていれば慎重になりたい」

 最終的に本人とドクターの意見を聞いて判断するというバルベルデ監督は、仮にメッシが欠場した場合でも、「何も変わらないと思う」と強調している。

「バルサとマドリーの準決勝において、どちらが有利ということはない。オープンな勝負だ。我々はウチの選手たちが世界最高と信じているが、マドリーにも素晴らしい選手たちがいる」
 
 一方で、マドリーのサンチャゴ・ソラーリ監督は、「すべての試合でベストプレーヤーがプレーできるのはサッカーにとって良いことだ」と、メッシの出場を望むとコメント。マドリーの試合への準備に影響があるかを問われると、笑顔で「まったくない」と答えている。

 チャンピオンズ・リーグ奪還を目指す今季、コパでのターンオーバーが議論を呼んできたバルサは、はたしてメッシを起用するのか。今季のリーガでのクラシコで、マドリーを5-1と粉砕したバルサとバルベルデ監督の決断が注目される。
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