「国内レベルを超越している」「交代させると突進してくる(笑)」 STVV指揮官が冨安、鎌田に言及!

2019年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

アジアカップで評価急上昇中の冨安

不動のレギュラーだけに、冨安の早い復帰が待たれるところだ。 (C)STVV

 ベルギー・ジュピラーリーグは先週末に第24節を迎え、リーグ戦は残り6試合となった。

 日本企業「DMM.com」が主導するシント=トロイデン(STVV)は、オイペンとのホームゲームを4-1で制し、リーグ戦後に控えるプレーオフ1圏内(6位以内)の5位に浮上した。

 ベルギー全国紙『HLN』は、優勝を争いにも食い込みそうな勢いのSTVVを率いる、注目度急上昇中のマルク・ブライス監督のインタビューを掲載。指揮官は、「世間はクレイジーな状態だというだろう。だが、これは現実なんだ」と、チームの出来に胸を張っている。

 好調が続く同クラブで、国内外からの注目を集めているのが、現在20歳のDF冨安健洋だ。日本代表としてアジアカップに参加したこの1か月はチームを離れていたが、現在は遠藤航とともにクラブに戻っている。

「トミ(富安)は正直、ベルギーリーグのレベルを超越している。彼が昨シーズンを、たった1分間で、ボールにも触れないで終えていたことが信じられないね。だが、シーズン前の準備期間中に、彼自身の努力で持ち前の高いポテンシャル、クオリティーを体現してみせたし、これからも成長し続けるだろう。

 もちろん、彼ら(遠藤、冨安)はアジアカップで優勝できなかったことに失望している。だが、週末に行なわれる試合の前に彼らに会って、まず最初にトミに尋ねられたことは『(週末の試合に)出場できますか?』だったよ。さすがに疲労があると思ったので、数日間の休暇を与えている」

 また、好調の鍵を握る存在として、ドイツのフランクフルトからレンタル移籍した鎌田大地の存在も欠かせない。前節までに11ゴールをマークしている彼は、得点王ランキングの5位に食い込んでいる。

「鎌田は生粋のストライカーというわけじゃない。もし彼自身に選ばせるとしたら、トップより、中盤としての役割を選択するだろう。ただ、鎌田自身が考えているベストポジションについて、私は個人的に彼と同じようには考えていない。私の考えているポジションでも、実際にいくつもゴールを生み出しているからね」と、指揮官は起用法に言及している。

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