ベルギーで実現した“日本人ストライカー対決”はドロー! 鎌田大地、豊川雄太が1ゴールずつ決める

2019年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝ったSTVVはプレーオフ1圏内へ浮上

今季11ゴール目を決めた鎌田。豊川も6ゴール目と、両者とも好調だ。 (C)STVV

 ベルギー・リーグ第24節、シント=トロイデン(STVV)対オイペンの対戦は、4-1でホームのSTVVが勝利した。その結果、STVVはプレーオフ1圏内(6位以内)の5位に浮上。一方のオイペンは9位から10位に後退している。

 STVVのホームにオイペンを迎えた一戦は、鎌田大地と豊川雄太、ふたりの日本人ストライカーがともに先発出場。STVVは関根貴大、木下康介がベンチスタートで、日本代表としてアジアカップに参戦していた遠藤航、冨安健洋はベンチ外だった。

 先制したのはオイペン。豊川が9分、ポストを直撃した味方のロングシュートの跳ね返りをヘディングで押し込み、今季6点目となるゴールを決めた。しかし、STVVはここから怒涛の反撃を見せた。

 鎌田が試合を振り出しに戻すゴールを決めたのは、豊川の先制点の10分後だ。右からのクロスに対応した相手DFのクリアミスをダイレクトで叩き込み、リーグ戦では6試合ぶりとなる今季11ゴール目を挙げた。また、36分にはアレクシス・デ・サールとのワンツーで抜け出したヨアン・ボリのゴールでホームのSTVVが2-1とリードし、前半を折り返す。

 後半は、前掛かりになったオイペンを、STVVがさらに突き放す展開に。80分に右サイドを駆け上がったアコラツェからのクロスをボリが決めて3-1。後半アディショナルタイムにはデ・サールがミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、4-1とした。

 鎌田は試合終盤にも惜しいシュートを放つなど、87分にピッチを退くまでSTVVの攻撃を巧みにけん引した。関根、木下は出場しなかった。

 ベルギー紙『HLN』は、「単独5位に浮上したカナリアズ(STVVの愛称)は、ヘントにプレッシャーをかけている」と報道。サッカー専門メディア『VOETBALKRANT』も「STVVは競争相手を振り回す存在だ! ヘントを飛び越えてプレーオフ1圏内に浮上!」と、その好調ぶりを称えている。

 試合後に鎌田は「結果的には4−1でしたけど、前半2−1で折り返して、後半はサッカー自体は良くなかったというか、戦い方自体がそんなに良くなかったので、改善しないといけない部分はあるかなと思います。まだ6試合ありますし、PO1に入るのがうちのチームの目標なので、今の順位というよりも、ここから1試合1試合、着実に勝点3を積み重ねていくのが大事だと思っています」とコメントしている。

 ホームで勝点3を手にしたSTVVは、次戦はホームでワーズランド=ベヘレンと対戦する。

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