冬に14選手を放出して16選手を獲得…ミラン元オーナーが3部で大暴れ! 「2部昇格に値するチームに」

2019年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

まるで別のチームに…。

イタリア3部のモンツァを率いるオーナーのベルルスコーニ(左)とCEOのガッリアーニ(右)。(C)Getty Images

 ミランに黄金期を築いた頃とは時代が違う。それでもミランの元オーナー、シルビオ・ベルルスコーニのサッカークラブに対する情熱は衰えていないようだ。そして、右腕アドリアーノ・ガッリアーニの敏腕ぶりも…。

 ベルルスコーニは昨年9月、セリエC(3部)のモンツァを買収してオーナーとなった。ガッリアーニをCEOとし、指揮官はミランOBのクリスティアン・ブロッキ。ミラン色を前面に打ち出しての新たな挑戦だ。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、ベルルスコーニ時代を迎えたモンツァは、冬のマーケット終了後、まるで別のチームとなっていた。14選手を放出し、新たに16選手を獲得したのだ。新加入組の中には、冬にミラン入りしたルーカス・パケタの兄マテウスも含まれている。
 
 ミラン時代に敏腕ディレクターとして数々のサプライズ補強を実現させてきたガッリアーニCEOは、「我々はセリエBに値する」と豪語し、一新されたチームが昇格にふさわしい戦力になったと胸を張った。

「移籍交渉における興奮は以前と同じだ。私はずっとモンツァを応援してきたから、ミラン時代に選手を獲得していた時と同じ情熱を感じている」

 モンツァは現在5位と昇格プレーオフ圏内に位置している。自動昇格となる首位のポルデノーネとは、勝点13差だ。ガッリアーニCEOは「残り試合すべてでできる限りのポイントを稼ぐことが我々の目標だ」と意気込んだ。

『Il Sole 24 Ore』紙によると、モンツァはこの冬のマーケットで200万ユーロ(約2億6000万円)以上を投じている。ブロッキ監督率いる"新チーム"は、その金額に見合う結果を残せるのか。そして、いつかベルルスコーニ&ガッリアーニがセリエAの舞台に戻る日は訪れるのだろうか。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事